心に灯を燈すような人形を創りたい
9月4日、名古屋の「神の手・ニッポン展」の最終日。
ギャラリートークの後にも、多くの方が話しかけてくださった。
中には悩みの相談も・・・。
「人形を観て、気持ちが和み、自然と笑みが出てきた」と、
悩みを話す気になったとおっしゃって・・
そういえば、作り始めてまだ数年経った頃、
「お人形を見せて下さい。」と来宅された方、
子供の同級生のお母さんで、立派な旧家にお住いの佇まいも美しく素敵な方で、
日頃から憧れの女性だった。
暫く、ご覧になりながら「ありがとう、なにかホットして・・・」と、
涙ぐんでいらした。深くは聴かなかったけど・・・。
どんなに幸せそうに見える人でも、誰もが何かを抱え込んで
生きているんだと、その時、改めて思ったものです。
ご覧いただいた方の心にポッと灯を燈すような人形を創りたい・・・その時からの目標です。
9月19日(月・祝)加納美術館では、
「いきたひ~家族で看取る」の映画上映と、長谷川裕子監督の講演もあります。
私の人形が7テーマ出演しているので、その人形を観ることができればということで、
名古屋に出していた中から数点を、加納美術館に7日から展示しました。
そして、「女性三代~機の音」も、
1枚の「大きな糸車のおばあさん」の写真から、多くの方のお世話になって出来上がった人形です。
お世話になった方、絣に携わった方たちに観ていただきたいと思います。
これに間に合うように、もう一体創りました。 初おめみえです。
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