いのちがテーマ
私の人形7点が使われたドキュメンタリー映画「いきたひ~家族で看取る」
境港市で上映することになりましたと、長谷川ひろ子監督から聞いていたのだけど、
この度、「いのち」をテーマに11月22日に映画上映会が3本、境港市の夢みなとタワーであり、
23日には、米子市公会堂で、子どもに伝えたい命の講演会が、命の現場で活躍されている講師の方々をお迎えして、
「命の誕生」「生きることとは」「命の旅立ち」のテーマでありました。
感動しました!!
映画は3本ともドキュメンタリーで、
胎内記憶研究の第一人者、池川 明医師が出演されている「かみさまとのやくそく」
植物状態のままで一生治らないと宣言された人でも回復する道がある、
命には驚くべき力があり、人を想う気持ちが奇跡を呼ぶ「僕のうしろに道はできる」
そして、「いきたひ~家族で看取る」
まさに、私が人形に語らせたいと思っているようなことを、監督の語りでプロローグと終りに人形が登場してくる。
画面で人形をご覧になり、涙される方も多いと監督から聞いた。
今春から上映されて、今は病院等の医療施設、老健施設、お寺等からも声がかかり、高野山でも上映されたとか、年内に50か所以上で上映ということです。
(長谷川監督と「僕のうしろに道はできる」にご出演の守本早智子さんと)
(息子さんが、映画に登場する人形にそっくりだと・・・)
思えば、30年前の“命の授業”から私の人形創作人生は始まったと言っていいかもしれない。
養護教諭の田村先生に依頼された“あかちゃん”人形
まだ、性教育の指導要領もできていない頃、子供たちに抱かせて
「あかちゃん、可愛い!」と思わせる、命の授業に使いたいと・・・
この時、始めて和紙を使い、それ以来ずっと工夫しながら今も和紙を使い続けている。
田村先生は、その後、全国の養護教諭向けの副読本も書かれ、後でこそ、命の授業と盛んに言われるようになった。
そして、その時いただいた1枚の写真・・・。
命の授業で男の子があかちゃんを抱いている写真を今春ブログに載せたら、
なんと“野の花診療所”の徳永先生のご長男、その名も俊太郎君だと後で分った。
人の生と死について考える「いのちフォーラムin鳥取」全国大会が、野の花診療所主催であり、
谷川俊太郎さんも来られるので、お会いしようと行ったことがあった・・・3回も不思議なご縁・・・。
また、不思議なご縁が重なって「坐禅」人形を創り、円覚寺、宝鏡寺にも繋がり、たくさんのお寺さんとご縁ができた。
そして、命の旅立ち、看取りをテーマにした映画に人形が登場・・・。
何かが繋がってきたような気がします・・・。