京都へ行ってきました
9日、10日、紅葉の見頃には少し早いけど、ご縁を頂いた宝鏡寺門跡、清水寺にご挨拶、
そして、瑠璃光院に・・・。
<瑠璃光院>
3年前、北鎌倉古民家ミュージアムの人形展に来て下さってから ご縁が繋がった池田さんとご一緒に・・・。
ご長男を亡くされてから仏門に入られ、光明寺の僧侶となられた。
この度、京都本院である八瀬大原の、瑠璃光院にご案内いただいた。
三条実美公ゆかりの格調高い数寄屋造りで期間限定で特別公開中です。
「八瀬のかま風呂」、由緒ある茶室などを、瑠璃光院の責任者 中村さんが御案内くださった。
書院二階から臨む瑠璃の庭、後一週間も経つと一面鮮やかな錦に彩られるという。
春には、樹齢百年を超える数百本のあせびが、白い花を咲かせるそうです。
至福のひとときを過ごし、山門を後にすると薄暗くなっていた。
<清水寺>
“京都に来られたら寄って下さい”のお言葉に甘えて、連絡を取らせて頂き、10日AM9時に寺務所に伺った。
ご挨拶だけのつもりだったのに、日向市に貫主様と同行された西田事務長さんがご多忙の中、
一般的には知られてない場所にご案内くださった。
寺務所がある大講堂の一郭にある“多宝閣”は、4階建ての吹き抜けになっていて、
下を見下ろすと、黒大理石の大きな仏足石、四方の壁には仏像のレリーフが2700体埋め込んである。
壮厳な音楽が流れる中で散華をさせていただいた。
チラチラ、キラキラと仏足の上に舞い下りる様は、何か、心が洗われるようで貴重な体験をさせていただきました。
そして、成就院の庭園も観せていただいた。
江戸時代初期を代表する名庭で“月の成就院庭園”と賞されて、国の「名勝」に指定されているそうです。
北正面の高台寺山を借景にして庭中の池泉と石組は実に見事です。
これからは夜間のライトアップが始まり、この庭園も一般公開されるそうです。
ご多忙で、月の2/3はお留守ということでお目にかかれないと思っていた
森清範貫主さまにも、お出掛け前にお会いできました。
(成就院の庭園)
( 豊臣秀吉寄進の誰が袖手水鉢 )
<宝鏡寺>
何といっても8年前の“皇室ゆかりの人形を公開展示されるようになって、
50周年記念の人形公募展”が無かったら、今の私はありません。
その時の課題が「和みの心」でした。
人形「母ちゃん読んで」が大賞を頂き、私の人生の大きな転機となりました。
折に触れて、近況報告に伺っています。
不思議なご縁が繋がって創った「坐禅」人形を、円覚寺に奉納させて頂いたことも・・・。
ご門跡とお話しながら、 昨年、その円覚寺の始祖、無学祖元禅師に学び、得度を受けた尼僧、
無外如大尼の木像をご門跡からご紹介いただいた宝慈院で、胸が震える思いで拝観したことを思い出しました。