私の心にも、ぽとりぽとり・・・
2011年5月に米子市美術館で人形展をご覧になった、
中村真生子さんの詩です。
「昭和の家族」
乳飲み子だった私を
連れて実家に帰った母を
5歳上の姉はひとりバスに乗って
迎えに行ったという
みんな忙しくて
家にはいつも大人はおらず
姉と私は祖母がいる山に向かって
「おばあちゃ~ん」と叫んでいたという
「昭和の家族」という人形展のあとで
母や姉の思い出箱から
眠っていた思い出がぽろりぽろり・・・
私の思い出箱にぽとりぽとり・・・
きっと人形展を訪れた
それぞれの家族のあいだで
ぽろりぽろり・・・
ぽとりぽとり・・・
私の心にも、ぽとりぽとり・・・
こんな 皆さまのお声が制作の原動力です。
☆中村真生子さんの詩のブログ → http://maoko.blog.ocn.ne.jp/blog/
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