新作「兄ちゃんが守ってやる」
大地震や温暖化による気候変動、異常気象で自然環境が破壊され
かってない甚大な災害が、地球規模で起きています。
そして、ウクライナでの戦争は終りが見えず、イスラエルとパレスチナでも戦争激化、
世界各国で紛争、クーデターが起き難民は増え続けています。
生命、平和の尊さをテーマに表現したいと思い取り組んだ
「兄ちゃんが守ってやる」
終戦直後に原爆が落とされた長崎で、死んだ弟を背負い、歯を食いしばりながら
焼場で順番を待っている、少年の写真が発想のヒントとなりました。
製作中に加納美術館で開催された「四國五郎展」
広島県出身の画家・詩人で先の大戦で満州に出征、
終戦後ソ連の捕虜となりシベリアに抑留された。
帰国した四國を待っていたのは、変わり果てた広島の姿と弟の原爆死だった。
戦後一貫して平和のために、絵や詩を作り続けた四國さんの絵を鑑賞しているうちに、
製作中の「兄ちゃんが守ってやる」と世界観がリンクして、
何とも言えない気持ちになりました。
先進国、新興国、発展途上国、
誰も置き去りにすることのない世界にならないものか。
この地球は、私たちの運命共同体なのです。
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