桜花の中で、三人の旅立ち
この春、桜が一斉に咲き、満開になった頃に三人が旅立っていきました。
( 小学校の桜 )
( 大山を仰ぎながら 希望を持って )
広島の高校と京都の大学に二人の孫が、そして、母が天国に・・・・・
京都に行く孫を見送って 数時間後、施設に入っている母が危篤という報せが入り、
10分位なら面会できるということで、妹と会いに行きました。
誤えん性肺炎で肺は白くなり息苦しそうだけど、うっすらと目を開けていました。
「お母さん、朱美だよ 分かる? ○○と○○も ここにいるよ」妹たちも口々に声をかけ、
手を握り背中をさすりながら「ありがとうね お母さん」「服もよく作ってもらったねえ、ありがとう」
先生は「意識はないと思いますが、この様子だと2日位は大丈夫かもしれません」と言われた。
このコロナ禍の中、10分でも面会できて良かった、と思いながら
家に着いた途端に電話が鳴り 「今、息が切れました。」
満93歳、いろいろな苦労はあったけど、
人の陰口は言うことなく 働き者で優しい母でした。
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