今、迷路に入り込んでいます
鑑真和上像は、袈裟のしわの出方、現代の袈裟のまとい方(曹洞宗)で作ると
元の和上像とはかけ離れてしまい・・・。
その兼ね合いを考えながら、鑑真和上が着ている褊襂(へんさん)の
右袖のしわはどうなっているのか、袈裟を着けた左袖は・・・。
結跏趺坐(けっかふざ)を組んでいるのに両ひざがこんなに開くのだろうか・・・。
お尻の下に座ぶを敷いて座った時と随分足の組み方が違う、
いつの時代から座ぶを使うようになったんだろう。
手の組み方も和上は左手が下になっているし、
親指が寝ているように見えるのは、遷化された後だからだろうか・・・。
さあ、出来たかな・・・と離れて客観的に見ると、アア・・・だめだあ・・・。
また、削り、やり直す。 この繰り返しで周りは白い削りカスばかり、今、迷路に入っています。
いつものことだけど・・・今までもよくありました。
早く脱出したい、今月でメドをつけたい・・・。
おまけに、「顔が若すぎない?」と友の言葉。
エー!これでいいと思っているんだけど・・・。
でも、本音で言ってくれる親友がいることに感謝しています。
二次元の写真を見ながら立体を作ることの難しさ・・・。
折から3月27日~5月16日 京都国立博物館で「鑑真和上と戒律のあゆみ」展が
開催され、国宝鑑真和上座像が唐招提寺から12年ぶりに寺外で公開されるという。
行って本物を見たいです。
( 大山町 門野池の樹氷 )
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