「女性三代 機の音」がお役に立てば
島根県立古代出雲歴史博物館から「女性三代 機の音」の写真撮影に来られた。
7月10日から9月6日まで、企画展「大地に生きる~しまねの災と幸」展にお貸しすることになり、
図録やパネル、ポスター、チラシ、WEB、テレビ、雑誌など広報媒体に使用されるとのこと・・・。
数年前に、足で大きな糸車を押さえながら廻している、味のあるおばあさんを作りたいと思ったのがきっかけで制作した絣織りに携わる親子です。
本の片隅に載っていた写真が気になって、拡大コピーをしていたおばあさん、
その背景を知ってから作りたいと図書館で調べているうちに、
陽当りと水はけがいい、この弓浜半島で江戸時代から上質の綿が作られ、
その綿から一反の絣を織り上げるまで、どんなに繊細で根気のいる多くの
工程があったことかが分かり、機織りの親子を作ったんですが、
昔の道具類はいろいろと残っていても、
どんな使い方をしたのか分からないことが多いなかで、人形が少しでもお役に立てば、
作ったかいがあり、嬉しいです。
今は、「鑑真和上」に取り組んでいます。
これも不思議なご縁が繋がった一つ、山形県酒田市のお寺さんからのご依頼で・・・。
8世紀半ば、乱れていた仏教界を救うため、日本からの要請に応えて、
危険を顧みず5回の渡航に失敗、
失明しながらも6度目の挑戦で日本に渡った唐の高僧、鑑真和上像を。
畏れ多いことですが・・・。
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