萬壽寺を訪ねて
加納美術館に展示している「坐禅」人形から また、ご縁が繋がった。
ギャラリートークの後に「円覚寺から松江市のお寺さんに帰ってこられた方がいますよ」
別の知人からも「円覚寺で修業された友人のムスコさんが、2年前に松江の萬壽寺の住職になられた」と
そう言えば、円覚寺の管長さんが、昨年、伺った折に「去年、松江に行きましたよ、
大根島にも案内してもらった」とおっしゃってた。
「坐禅」人形を作るときに、円覚寺から送っていただいた
写真メールのモデルになって下さった方は、松江出身ということだった。
そうだ ~お会いしてみよう~
石橋を叩き過ぎて渡れなかった者が、閃いたら行動する人に、いつの間にか変わっていた。
萬壽寺は、松江城下奥谷に1600年に建立された由緒あるお寺でした。
古賀さんは、もともとお寺出身の方ではなく、高校時代に出家しようと決心され、
調べた結果 横田南嶺管長が一番尊敬できる方ということで、円覚寺に修業に入られたそうで、
萬壽寺での晋山式に、師匠である横田館長をお招きされたということでした。
松江からは3人の方が円覚寺で修業されたということで、写真メールのモデルは、他の方でした。
京都 清水寺から、8月4日に 円覚寺管長が「うら盆法話」をされた
DVDを送っていただきました。感謝です。
8月25日、加納美術館隣の交流センターで講演会をしました。
いくら回数を重ねても、その度にどう組み立てて 何を話そうと、
考えあぐね、直前までドキドキしています。
100人位の方が来て下さり、時には「ヘェー」などと相づちを打ってくださる
方もあって、何とか1時間半を乗り切りました。
暑い日差しの中、来館された九州からのご夫婦が「人形が、素晴らしかったですね、
何か人形たちから訴えられているものを感じましたよ。
不思議なほどの感動でした、ほんとに来てよかった。」
(8月28日の朝日新聞(島根版)に載った加納佳世子(名誉館長)さんの文章から・・)
遠方からのお客さまも増えているようです。