京都・奈良へご挨拶の旅
今年も11月28日・29日、近況報告 ご挨拶目的で行った京都・奈良、
「参拝してよかった!」と思えた有意義な旅となりました。
まず、清水寺
この時季の京都は多くの人でごった返し、約束の時間に遅れないよう
焦ったけど11時前に到着、間に合いました。
寺務所で福岡副事務長さん、日向での懐かしい話などで西田事務長さんと歓談
そして、森清範貫主から安部の「安」と揮毫された扇子を頂戴して感激しました。
(森清範貫主揮毫の扇子 )
次に、宝鏡寺門跡
手紙でお知らせしていたのだけど、何と言ってもこの度の話題は、「大山開山1300年祭」
の記念式典で不思議なご縁をいただいた、春日大社宮司 花山院様の伯母様のことでした。
先々代のご門跡で、61年前に皇室ゆかりの(室町時代からの歴代天皇から贈られた)人形
を公開展示することを決められ、人形寺と称されるようになったということです。
花山院宮司様からのお電話でもお聴きしていたけど、
今迄ないことに、この1~2ヶ月間に会合や駅などでお会いになったそうです。
28日は丁度、鎌倉時代臨済宗初の尼僧如大さんの命日に当たるということで、また又ご縁が・・・
(宗教にも禅にも無知だった私が、不思議なご縁が繋がり
坐禅人形を創ったのも、如大さんのお導き?)
「来年夏に加納美術館で人形展をすることになりました」と言ったら、
「行ってみたい」「その頃なら行けるかもしれない」とおしゃった。
エー! ほんとうですか?、それなら是非ご案内します。
翌日29日は春日大社へ
花山院宮司様は、その日もご多忙の中、10時20分にとご指定下さり早めに社務所に伺うと、
巫女さんに案内され貴賓館の一部屋でお待ちした。
宮司様は門跡寺院や尼門跡のこと、その歴史やら春日大社についてもいろいろとお話しくださった。
(花山院宮司 様 )
「伯母様が人形展を始められなかったら、今の私はございません。一地方作家で終わって、昭和
の人形も作っていませんでした。」と言いますと、
「関西でも人形展されましたか?、テレビで見たことがありますよ」とおっしゃったので、
「京都駅美術館と大阪近鉄百貨店でもしたことがあります。」
「ああ、それでだ!印象に残る人形ですよ。」
なんと嬉しいお言葉・・・それにしても6年前のことです。
「伯母の釣燈籠もありますから案内させます。」と言ってくださった。
(大聖寺門跡 寄進釣燈籠 )
(3千基もある燈籠の一部(宇喜多秀家、直江兼続)
(ご案内を頂きました )
春日大社は今年が1250年祭に当たりますが、20年毎に遷宮があり、宝庫天井から発見された
刃剣が「伯耆国安綱」作とわかり、「大山開山1300年祭に是非貸せて頂きたい。」と平井知事が
お願いに行かれて、期間中、米子美術館に展示されました。
そこで記念式典にご招待された春日大社宮司様の隣にたまたま私がいて、名刺交換する時、
数種類作っていた中から「母ちゃん読んで」(宝鏡寺公募展で大賞)の名刺をお渡しした。
そしてご縁が繋がった。