青空教室が完成
ようやく「青空教室」が完成しました。
昭和館からのご依頼で創り始めたのですが、
空襲で校舎も焼けてしまい集団疎開していた学童が、着のみ着のまま疎開地から帰り、
終戦から3ヶ月後、外で授業を受けている場面です。
<有識者会議での仮設置>
雨が降るとお休み、風の強い日は物かげをさがして勉強したそうです。
教科書の戦争にかかわる文は、全て墨で塗りつぶしてあります。
疎開地での苦労、山へ枯れ木を拾いに行ったり、
慣れない畠仕事の手伝いなど食べる物も少なく、
父母恋しさにふとんの中で泣く子も多かったそうです。
昭和20年11月に写された朝日新聞提供の「青空教室」
(品川区の立会国民学校)に写ってる方のお一人が現存でいらして、
多くの写真や資料を昭和館に提供されたということで、
それを見ながら当時に思いを馳せ、イメージを膨らませながら創作したのですが・・・
机や椅子、黒板等の小道具は「昭和の家族」でもお世話になった
文京区の伊藤さんに作っていただき感謝です。
<有識者会議での仮設置>
終盤は、また、ほぼ徹夜状態になってしまったけど、
28日にあった厚労省の有識者会議では大変好評だったと聞いてホッとしました。
背景等を整えられ、7月中頃から公開される予定です。
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