加納美術館で約2ケ月に渡っての人形展「明日へのまなざし」が終わりました。
後半になるにつれ、連日、たくさんの方が入館されて、
9月15日ギャラリートークの日は、当美術館では最高の300人を超えたとか・・・。
お越しいただいた方、美術館職員の方々、本当にありがとうございました。




最終日には、フィリピンに同行した広島市立大学広島平和研究所の
永井均教授が来られたのでご案内しました。

山あいにある美術館で、最初は遠方に感じていたのに通い慣れるにつれ、近道も覚え、
随分と近くに感じるようになったのは、それだけご縁も深くなってきたということでしょうか。
中には、せっかく姫路から訪れたのに、ちょうど休館日で残念とSNSに載っていたという話も聞きました。
他にもそういう方がいらっしゃったかもしれません。わざわざ来て下さったのに申し訳ありません。
本当にありがとうございました。
9月21日 第5回安来市平和のつどいが、加納美術館のある布部であり、行ってきました。
演劇 加納莞蕾物語「奇跡の邂逅」では、その平和思想はどのように生まれてきたのか、
莞蕾さんの少年時代に光を当てた物語でした。
広島から採火した「平和の灯」を美術館の隣にあるグランドゴルフ場に2500ケの
灯籠を並べ、灯す筈だったのに、あいにく、台風の影響で雨になり、体育館でとなった。

こうして、平和のつどいに毎年参加する小中学生には、
自然と平和意識が身についていくだろうと思った。これがもっと広がっていけば・・・。
嬉しいことに、フィリピン・マニラの日本人学校でお会いした 尾形校長先生が、
3年の任期が終わり山梨県に帰られたそうで、この度、奥様と来られて再会しました。
マニラの日本人学校からも、灯籠が届いていました。

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加納美術館での「安部朱美ふたたび~明日へのまなざし」展も後、3日となりました。
有難いことに、連日たくさんの方にご来館いただいているようです。
先々日は、鎌倉から知人が来て下さり、
そして昨日は、小豆島の「二十四の瞳映画村」から専務理事の方と、お二人お越しいただきました。
以前よりご連絡いただいていたので待っていたら、
団体のお客さまも数組いらっしゃって、即興でミニギャラリートークになりました。
以前、観られた方がお仲間を誘って3回目のご来館ということで、うれしい限りです。
小豆島からは、約6時間かけて来てくださったそうで・・・。
ご案内しながら、じっくり観ていただいた。




今年、2019年が映画「二十四の瞳」公開65周年記念、
壷井栄生誕120年記念の年に当たり、
新しく「二十四の瞳」をドラマ化されることになったそうです。
そして、来年4月~5月に映画村にあるギャラリーで、
人形展を開催することになりました。
加納美術館に展示している「坐禅」人形から また、ご縁が繋がった。
ギャラリートークの後に「円覚寺から松江市のお寺さんに帰ってこられた方がいますよ」
別の知人からも「円覚寺で修業された友人のムスコさんが、2年前に松江の萬壽寺の住職になられた」と
そう言えば、円覚寺の管長さんが、昨年、伺った折に「去年、松江に行きましたよ、
大根島にも案内してもらった」とおっしゃってた。
「坐禅」人形を作るときに、円覚寺から送っていただいた
写真メールのモデルになって下さった方は、松江出身ということだった。
そうだ ~お会いしてみよう~
石橋を叩き過ぎて渡れなかった者が、閃いたら行動する人に、いつの間にか変わっていた。
萬壽寺は、松江城下奥谷に1600年に建立された由緒あるお寺でした。


古賀さんは、もともとお寺出身の方ではなく、高校時代に出家しようと決心され、
調べた結果 横田南嶺管長が一番尊敬できる方ということで、円覚寺に修業に入られたそうで、
萬壽寺での晋山式に、師匠である横田館長をお招きされたということでした。

松江からは3人の方が円覚寺で修業されたということで、写真メールのモデルは、他の方でした。
京都 清水寺から、8月4日に 円覚寺管長が「うら盆法話」をされた
DVDを送っていただきました。感謝です。
8月25日、加納美術館隣の交流センターで講演会をしました。
いくら回数を重ねても、その度にどう組み立てて 何を話そうと、
考えあぐね、直前までドキドキしています。
100人位の方が来て下さり、時には「ヘェー」などと相づちを打ってくださる
方もあって、何とか1時間半を乗り切りました。


暑い日差しの中、来館された九州からのご夫婦が「人形が、素晴らしかったですね、
何か人形たちから訴えられているものを感じましたよ。
不思議なほどの感動でした、ほんとに来てよかった。」
(8月28日の朝日新聞(島根版)に載った加納佳世子(名誉館長)さんの文章から・・)
遠方からのお客さまも増えているようです。