法中の特別授業を終えて
11月16日で法勝寺中学校での特別授業は終わりました。
「今日で、この授業は終わりです。完成してない人は、お昼休憩に
美術室に来て作ってもいいですよ」とB先生。
美術の授業ではあまりやらないことを、自由な発想で挑戦できて、
図工の苦手な子でも楽しみながら作れる物をと、考えた取り組みでした。
液状にした粘土に、レース、タオル等の布や毛糸、木綿糸等を浸して
形を作るのですが、漠然として分かりにくかったかもしれない。
もっと簡単な物にすれば良かったと悔やんだ時もありましたが、
回数を重ねる度に、みんな楽しそうにやっている。
それぞれのやり方で違う物に取り組んでいる、中には独創的な作品も、
これこそ自由な発想で・・・みんなすごい!
やっと面白くなってきて、時間さえあればもっと変化して完成度も
上がるだろうけど、限られた授業時間です。
そこが私の認識不足、反省点もたくさんありました。
最初の実演で、もっと分かりやすく、伝わりやすく、すればよかった。
個々に廻って指導するときも、子供たちに「どうしようと思ってるの?」と尋ね、
やらされ感ではなく、その子の意志を尊重して、と思っていたんだけど
何しろ短時間、全員に声をかけたつもりでも、
もしかして、1回も声かけしなかった子がいたかもしれない。
家に帰ってからも「こうしたらと言ったけど・・・あの子は違うことを考えていたのかも・・・」
「あそこは、もっと丁寧に教えてあげれば良かった」
「ほんの少し手を加えると見栄えは良くなるんだけど」
もう一歩踏み込んで指導できれば・・・、と反省ばかり・・・。
そして、始めから液状にした粘土に色付けしておくと後の仕上げが楽なんだけど、
諸事情で、できなかったことは残念です。
でも、0から考えて形にすることの難しさに挑戦してくれた 2年A組B組のこどもたち、
ほかの人たちが見て「なに、コレ!」と言われても、私は知ってるよ、
一生懸命に考え、取り組んでいたこと、他の人のマネではなく
たとえ、思っていたようにできなくても、その考える過程が大事だと思います。
また、いつか、周りにある物を目にして「コレと粘土を組み合わせたらどうなるだろう?」
「アレを使ってみたら良かったな」などと、考えてもらえたら嬉しいな・・・。
そういうことが、そのうち、違う視点、違う角度から物事を見れるように繋がっていけば・・・。
12月にもう1回、A組B組合同で、みんなに最後のお話をする機会があるそうです。
みんなと出会えてよかった!
(写真: 生徒の出来上がった作品の一部です )