人形作家 安部朱美 Blog ~ 風のささやき

人形作家 安部朱美のオフィシャルブログです。人形のこと、企画展のこと、そしてささやかな日々の出来事を気まぐれに綴っています。

Message

人形創りはいつの頃からか、自分の内面を探る作業ではないかと思うようになりました。 語り過ぎず、創り過ぎず、余白を作っておきたい。 観て下さる方、それぞれの想いを重ねてもらって人形が完成すると思うから。
          ―― 安部朱美

明日への風~まなざし

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10月に 芸術の都 パリ

特に芸術愛好家が集まるアートギャラリーが密集しているマレ地区
にある「ギャラリー・ジョセフ・サン・マルタン」で開催された
「4th DISCOVER THE ON JAPANESE ART 2017 in Paris」
の様子が送られてきました。

私は残念ながら行けなかったけど・・・。
日本画、洋画、彫塑、陶工芸、書など多岐にわたるジャンルの
日本のアーティストによる117点の作品が紹介され、
会期中は連日多数の来場者で盛況だったそうです。

パリから送られてきた関係者の方からのハガキに、

「パリの人々が作品の前で感動して佇む、その光景を、
  その場でご覧いただけなかったことが心残りです 」


因州和紙(鳥取県産)で仕上げた「明日への風~まなざし」

紛争、憎しみの連鎖、排他的、不寛容、地球規模で
先行き不透明なこの時代

明るい平和な未来でありますように
先を見つめる子供たちのまなざしに
想いを込めて創った作品です。

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<平和への願い>フィリピンの方たちと

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「そうだ! 加納美術館に行ってみよう」と思い立ちました。
12月24日まで開催の<出西窯ー70年の歩み>に花等の
小物を2~3点 お貸ししていたこともあって・・・。

入館して間もなく「フィリピンから理数系の先生方が来られて
ちょうど 今 安部さんの人形<平和への願いー赦し難きを赦す>
の紹介をしたところだったんですよ。ちょっとだけ挨拶をしてもらえませんか。」

突然のことだったので戸惑いながら、企画展<加納莞蕾>の部屋に入り、
人形の横で挨拶することになった。

「今朝、ふと 思い立ってこの加納美術館にやってきました。
思いかけず皆さんにお会いできて光栄です。」

英語で通訳されると拍手が沸いた。

そして この人形を創ったいきさつや「日本兵に殺されたキリノ大統領夫人と、
3人の子どもたちが天使になって天国から世界平和を願っているところです。」
涙を拭いている方も数人いらっしゃった。

人形の横で記念撮影。
その後で一人ずつ名刺交換しながら一緒に記念撮影。

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後で もっとこう言えば良かったと悔むことしきりだったけど、
理事長ご夫妻も喜んでくださった。

このタイミングが少しでもズレていたらこの出会いは無かった・・・。

1年前に 莞蕾の娘さんで名誉館長の佳世子さんが、フィリピンのマニラ日本人学校で講演されたことがあり、
それを聴講した 当時中学2年の石川雅子さんが1年後の今年「伝える」という課題の作文で、

《本当の平和とは何かを考えさせられると共に、
戦争の悲惨さ理不尽さをつくづく感じさせられました。
戦争は人の心を壊すものです。そんな状況下にありながらも日本人を赦したフィリピンという国。
私はこんなに気高く尊い考え方を持つフィリピンの人々を心から尊敬しています。
この出来事を知った私たちには、日本でこの事実を語り継いでいく義務があると思っています。
この出来事を少しでも多くの日本人に知ってもらい、日本とフィリピンがますます友好的な関係になるように、
そして、平和な世界となるようにこの使命を果たさなくてはならないのです。》
 

素晴らしい!!

理事長ご夫妻(佳世子さんご夫妻)から、
「フィリピンのキリノ財団にも、人形 <平和への願いー赦し難きを赦す>
を創ってもらえませんか。」とご依頼を受けていた・・・。

やはり、この人形は作らなきゃ・・・と決意を新たに、でも、今は取り組んで
いる大切な作品があり、来年の5月以降になります。

宝鏡寺門跡に展示

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今年も京都に行ってきました。

10月30日、31日、目的は宝鏡寺、清水寺、PHP研究所。

宝鏡寺門跡
2007年、皇室ゆかりの人形展50周年記念公募展で「母ちゃん読んで」が
大賞となったことが、大きな人生のターニングポイントとなりました。

あれから10年・・・。

今年が60周年という訳で、御所からの人形等と一緒に私の人形も展示という
ことになり、「母ちゃん読んで」「新しい家族誕生」「きざし」が
< 秋の人形展60周年 > 11月1日~30日まで、展示中です。
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清水寺
10月に 森貫主が私の故郷 南部町にいらっしゃいました。
南部町の小中校生や町民から、町の未来を感じる漢字を募集して、
二文字を揮毫して頂き、講演もということで・・・。

前日、ホテルに到着された折にご挨拶に伺ったのですが・・・。
ビックリ仰天!

一緒に来られた副次長さんが「妹と同級生の朱美さん・・」とおっしゃり、
一瞬絶句・・・なんと幼なじみの由利ちゃんのお兄さんだったのです。

半世紀以上も刻は流れて・・・。
その夜の歓迎会にも、貫主のお隣に席がとってありました。

不思議なご縁がつながり2年前に宮崎日向市で初めてお会いして、
その年にも清水寺を、事務長さんにご案内いただき感激したのですが、
この度は、勿論、その副次長さんが案内してくださった。

感激でした!!

また、一度は拝見したいと思っていた成就院の襖絵、
風の画家 中島潔氏が描き奉納した「かぐや姫」「風の故郷」「大漁」
圧倒されました。

豊かな色彩、迫力、生命を紡ぐ深いまなざし、今だに余韻を引きずっています。
11月3日迄、10日間位の公開で、その後は宝物館に収納されるそうで、
本当にラッキーでした。

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成就院

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大屋根を改修

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清水寺本堂の鬼瓦

PHP研究所
編集長が米子に来られた時に、「松下幸之助資料館があり、
誰でも見学できますよ、予約が必要ですが・・」ということで、
これも、この度の目的の一つでした。

PHP京都本社は、京都駅裏八条口にあり、セキュリティ管理はしっかりしていて、
展示室フロアは6ブースに分かれていました。
すっきり分かりやすく白を基調に、

  平和(Peace)
  幸福(Happinness)
  繁栄(Prosperity)

第二次大戦直後の混乱をまのあたりにし、松下幸之助氏は、
「人間はもっと物心ともに豊かな繁栄のうちに、平和で幸福に生きることができるはずだ。
それにつながる道を何とかして求めてみたい」
と、(株)PHP研究所を創設されたということです。

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