やっとできました!
循環呼吸、両手弾きを駆使する驚異のケンハモ奏者 ― 松田 昌 氏。
今年になってからずっと手掛けていました。
送って頂いた数枚の写真を前に並べ顔の特徴、表情筋、
微妙な起伏を読み取る、昌さんのCD「春待人」をBGMに聴きながら・・・。
似てきた!・・・ああ・ダメだ。
よし!これでそっくり・・・ダメだあ。
光線の向きによって、全く違って見える。
彫刻刀で削り、粘土を付け直す、それも強度のある馴染みにくい粘土です。
1mm以下の世界、息も詰まりそう。
何回、やり直したことでしょう。
今迄も写真を手掛かりに似せて創るということは、何回もしてきたのだけど・・・。
この度は苦戦しました。
五進三退、八進五退・・・ガッカリ。
後、少しで完成・・・から又削り直す。
一喜一憂の連続で、周りは白い削りカスだらけ。
2月中には完成予定だったのに、もう3月も終る。
でも諦めない、絶対できる。
この根拠の無い自信は一体どこから湧いてくるのか・・・。
製作中はどうしても近視眼的になる。
でも同時に全体を俯瞰して見ている自分も必要。
髪の毛は和紙をこよりにして、前髪の動きを出す。
シャツ、ベストの質感。
こんなに手こずったのは初めてかもしれない。
改めて技量をもっと磨かなくてはと痛感。
さて、マサさんのオーラが少しでも出せたのだろうか?
4月23日、豊洲文化センターである 。
40周年アニバサリーコンサートに行けたらいいな。
実際、ご本人にお逢いして確かめてみたい。
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