9月19日、加納美術館で「いきたひ~家族で看取る」の映画上映と
長谷川裕子監督の講演がありました。


定員150席は、10日前から予約で満席状態
監督とは久しぶりにお会いし、前夜は関係者の方と夕食を共に・・・。
人生最期の看取りをテーマにしたドキュメンタリー映画で、昨年から上映が始まり、
今では病院、お寺等からも声がかかり、11月3日(祝)には奈良の西大寺で上映予定で、
これまで約130ヶ所で上映されたということです。
この映画に出ている 人形7テーマのうち5テーマを加納美術館に展示中ですが、
その中で「祈り」のおばあさんは、加納莞蕾さんの書「愛」と「平和への願い」
に向けて手を合わせています。
加納美術館で展示した意義を、そこに感じたのです。


「憎しみの連鎖を絶ってこそ」と、日本人戦犯赦免を嘆願した莞蕾。
キリノ元フィリピン大統領は、妻子4人を殺されながら戦犯108名を赦免した。
この帰結点は、
未来に続く 平和を願う 次世代を担う
こどもを育んでいくことが 我々の使命
と莞蕾は言っています。
最終日、26日まで あとわずかです。
山あいにある、遠くて不便な美術館だけど、
連日、多くの方が足を運んでくださっているそうです。
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9月4日、名古屋の「神の手・ニッポン展」の最終日。
ギャラリートークの後にも、多くの方が話しかけてくださった。
中には悩みの相談も・・・。
「人形を観て、気持ちが和み、自然と笑みが出てきた」と、
悩みを話す気になったとおっしゃって・・
そういえば、作り始めてまだ数年経った頃、
「お人形を見せて下さい。」と来宅された方、
子供の同級生のお母さんで、立派な旧家にお住いの佇まいも美しく素敵な方で、
日頃から憧れの女性だった。
暫く、ご覧になりながら「ありがとう、なにかホットして・・・」と、
涙ぐんでいらした。深くは聴かなかったけど・・・。
どんなに幸せそうに見える人でも、誰もが何かを抱え込んで
生きているんだと、その時、改めて思ったものです。
ご覧いただいた方の心にポッと灯を燈すような人形を創りたい・・・その時からの目標です。
9月19日(月・祝)加納美術館では、
「いきたひ~家族で看取る」の映画上映と、長谷川裕子監督の講演もあります。
私の人形が7テーマ出演しているので、その人形を観ることができればということで、
名古屋に出していた中から数点を、加納美術館に7日から展示しました。


そして、「女性三代~機の音」も、
1枚の「大きな糸車のおばあさん」の写真から、多くの方のお世話になって出来上がった人形です。
お世話になった方、絣に携わった方たちに観ていただきたいと思います。
これに間に合うように、もう一体創りました。 初おめみえです。