ばーちゃわーるどさん、メールありがとうございました。
また、関東近辺であります時にはブログでお知らせしますので、
是非、お出かけくださいませ。
安来市加納美術館で
「安部朱美~35年の道程(みちのり)今伝えたい、この思い」が始まりました。
4部屋に分かれて、
1章 35年の道程
2章 昔の学校~岬の分教場
3章 家族いろいろ
5章 明日へのまなざし
と、それぞれの部屋に、のれんがかかっています。

特に、2章の演出・ライテングは素晴らしく、人形たちを活かしていただいた。
作家冥利につきるとギャラリートークをしながら思いました。


6章明日へのまなざしーー加納莞蕾さんの書、大きな「愛」の字、そして文「平和の願い」、
私が人形に語らせたいと思ってきた、そのものズバリ・・・。
側で手を合わせている「祈り」のおばあさん、
ずっと以前に創った少年僧は、この為に創ったのかと思うほど・・・。

戦後、フィリピンのキリノ大統領(旧日本軍によって妻子を虐殺された)に
戦犯として収容されていた、旧日本兵の釈放助命嘆願書を数十通も送り、
大統領の心を動かし、
「憎しみを愛に変える」と昭和28年に、108名の日本人戦犯が全員釈放された。
莞蕾の目的は恒久平和だった。
世界中の子ども達の人権を守るべく「世界児童憲章」の制定を訴え続けたという。
北鎌倉の常設展示、名古屋の「神の手・ニッポン展」に続き、同時に3ケ所ということで、
始めは躊躇もしましたが、ここで展示させていただき本当に良かった。
これも大きなご縁のひとつです。
加納美術館は、山あいの美術館だけど、少しでも多くの人に知られ、
莞蕾の願いが広がりますように・・・。
レストランの定食もおいしいですよ。
私の体は今、ダウンしています。
若い時と違ってボロボロ古ぞうきんを絞るにも限度があることを知りました(笑)
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名古屋「神の手・ニッポン」展が始まりました。
会場では、6人の作家が、それぞれのスペースを色分けしてあり、
紙の魔術師・太田隆司さんは青、立体切り絵のプリンセス・SOUMAさんは赤、
情景王・山田卓司さんは黄土色、遠近法の匠・島木英文さんは淡紫色、
ビーズの織姫・金谷美帆さんは黄色そして、私はうぐいす色・・・。

始めてで意外な色でしたが、これがピッタリ。
マッチングして私が人形に語らせたいと願っていたものを引き出してくれるような気がしています。
このような、他の作家の方との合同展は始めてだったけど、制作方法、
取り組み方などお話を伺って、「ヘェー!」
と目を見張ったり、共感したりと改めて仲間入りさせて頂き良かったと思います。
次の私のギャラリートークは、8月20日(土)、21日(日)です。

この名古屋展示に先がけて、北鎌倉古民家ミュージアムの常設展示から、
スイカを縁側で食べてる家族「或る夏の日」を名古屋に送り、
換わりに「彼岸花」と新作「ばあちゃん三人寄れば」を展示しました。

送付直前、ギリギリまでかかって仕上げたものです。
ボロボロの「古ぞうきんを絞ってもまだ水が出てくるように、おばあちゃんは力が出てくるんだよ」
なんて孫たちに自慢したのがアダとなり(笑)胸に帯状疱疹が出てしまった。
でも大丈夫です。
さあ、明日から今度は、安来市 加納美術館の展示が始まります。
2日に「ばあちゃん三人寄れば」を北鎌倉に送り、
4日、「女性三代~機(はた)の音」を名古屋に送り出し、
やっと、出来上がった!
もうグッタリです。
また、ギリギリまで かかって・・・睡眠時間3時間。
孫たちに「おばあちゃんネ、ボロボロぞうきんを絞っても、絞っても、まだ水滴がでてくるような感じだよ。
さて、おばあちゃんは何が出てくるのでしょうか?」と聞くと、
「汗?」「脂」・・・「力だ!」 「ピンポーン」
本当にそんな気がしています。
なぜ、こんなに神経が切れそうなくらい根を詰めて、
こだわって、時間ギリギリまでやってしまうのか・・・。
その力は、エネルギーはどこから・・・
エンドルフィン?、ドーパミン?等の脳内ホルモンが出ているから、きっと・・・。
さて、明日 北鎌倉古民家ミュージアムで常設展示の「或る夏の日」を
「ばあちゃん三人寄れば」に替えて名古屋に、
それから名古屋入りです。
8日から名古屋で「神の手・ニッポン展」が始まります。
※神の手・ニッポン展 安部朱美紹介サイトは→こちら
会期:7月8日(金)~9月4日(日)名古屋・テレピアホール