脳の視床下部から出るホルモンの一種「エンドルフィン」は快感、陶酔感をもたらし、
痛みを和らげる鎮痛作用はモルヒネの30倍もあって、音楽療法にも取り上げられ、
免疫系を左右したり、創造性と深く関係しているらしい。
どうやら、私も脳内にエンドルフィンが多量に出続けていて、
もしかして中毒症状に?・・・
どこかに出かけても早く帰って人形を創りたい。
美味しいものを食べるより人形と向き合いたい。
人形に打ち込んでいると「つるの恩返し」のおつうのようにやつれ果て、老化現象も感じるけど、
でも、この陶酔感は脳内モルヒネ、エンドルフィン?・・・
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あたり一面が一時、周囲の景色を映す美しい水鏡と化していた水田も、
青苗が伸び、蛙の合唱が響き、今日は小雨模様 どうやら梅雨入りです。
移ろいゆく季節、連綿と続いてきた日本の風物詩・・・。
でもこの先、次世代の担い手がいなくなり、徐々に荒れ地が増えて変わっていくのは目に見えている。
北鎌倉、円覚寺管長の横田南嶺老師からお便りが届きました。
「坐禅」の人形ができましたと、恐る恐る送った、私の手紙と写真に対しての返信をいただいたのです。
あんな仕上げで良かったのだろうか、もっと何とかなったかもしれない・・・と、鳥取県立博物館での展示を見ながら迷っていたのです。
正直、ホッとしました。
禅の精神がよく表れている。
今秋、直に拝見できるのが楽しみと・・・。
これは、管長様のお優しさから書いて下さったのだと思います。
他に書きようがないから・・・。
それが分かっていても、嬉しい! 心から感謝です。
同封のいろいろな冊子を拝読して、改めて 南嶺管長のお人柄、考え方、信念に深く感銘を受けました。
そして、鎌倉にお寺は108あり、神社も、キリスト教もたくさんある中で、
その諸宗教が一つになって東日本大震災後、毎年3月11日には、一か所に参集し、共にお祈りをされているとのこと、
大勢で一つのことを祈る
共に悲しみ、共に祈る、謙虚に祈る・・・。
世界では宗教間での激しい紛争が、絶え間なく起こっているというのに、
教義や国境を越えた宗教の原点、真実の祈りは、
国境を越え、宗派を超えて共鳴し合い、ひとつになる・・・。
なんと素晴らしいことでしょうか!

