秘密基地
午年の今年も残すところ僅かとなりました。今年も沢山のご縁をいただきました。
出会いを大切に、一期一会を大事にしてきたつもりでしたが、何しろ記憶力が一段と悪くなり、失礼してしまった方も多々あったのではと思います。
昨日、美容室で白髪染めをしていただきながら思い出したことがあります。
晴天の秋日、家の前に5、6台の子供用自転車が止めてあり、外では子供たちのはしゃぎ声が、遠くなり近くなり聞こえていました。
普段はそれぞれ、少年スポーツ団、習い事、塾等で忙しい子たちが、短時間授業で早く下校となり、遊ぶ約束ができたらしい。
二階の窓から覗いて見た。2、3人の姿が見え隠れして遠くの方でも声がする。
かくれんぼかな?
それにしても子ども達が外で自由にかけ回って遊んでいる姿を見るのは嬉しいことです。遊べる環境が残っていることも…。
時には、この辺りでも不審者情報はあるのだけれど…。
「何して遊んでたの?」「秘密基地を作ったんだよ!」
「どこに?」「それは言えないでしょ、秘密にならないもん」
そりゃそうだ。
今の子供たちでも、秘密基地という発想があるのも嬉しかった。
物があまり無かった昭和のあの頃、周りにある物を工夫して使うという知恵も働き、こんな遊びから学ぶことも多く、夢や想像力が広がった。
怪我をしたり、小さな失敗、時には喧嘩もする中で生きる力を育んできたと思います。
そんなことも「昭和の家族」の人形たちに語らせたいと想いながら創ってきました。
美容院でそんな話をしたら、「僕も秘密基地を作りましたよ!」
「私も作ったことがあります」と、盛り上がった。
いつか、秘密基地も人形で創ってみよう……。
自宅からの見た日の出
雪化粧した大山
皆様 佳いお年を…。