人形作家 安部朱美 Blog ~ 風のささやき

人形作家 安部朱美のオフィシャルブログです。人形のこと、企画展のこと、そしてささやかな日々の出来事を気まぐれに綴っています。

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人形創りはいつの頃からか、自分の内面を探る作業ではないかと思うようになりました。 語り過ぎず、創り過ぎず、余白を作っておきたい。 観て下さる方、それぞれの想いを重ねてもらって人形が完成すると思うから。
          ―― 安部朱美

美保神社"青柴垣神事”(松江市)

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今、人形展「温もり」をさせて頂いている美保関の最も重要な
御祭りの一つ"青柴垣神事”を人形で創ってもらえないかとのご依頼があり、
4月7日の当日行ってきました。

美保神社は、えびす様(事代主神)の総本宮で、
"青柴垣神事”とは、父である大国主神から国譲りの相談を受けた事代主神が
争いを避け、譲ることを進言した後、海に身を隠したという様を儀礼化し、
お力を一年に一度新たにする祭なんだそうです。

それにしても、小雨は降るし、寒くて寒くて大変でした。
14時から行列が参道を通り、御船に乗られるということで多くの人と
参道脇で今かいまかと待っていましたが、一向に姿が見えません。

二日ほど前までは23度位あったのに、この日は何と7~8度に激変、
少し日が差しかけたと思うや又雨が降る・・・
結局、通られたのは3時半頃に、そして、沖に出た御船が灘に着き、今度は社殿にお帰りの行列を、
ご依頼があった人形で形にするということらしいのですが、
兎にかく天候が悪く、衣装、仕ぐさ等を目を凝らして見ていたつもりだったけど、
正直言ってあまりよく分かりませんでした。

この役に当たった方たちは、一年間一日も欠かさず厳しい禊をされ、
その他、多くのしきたりを守り日々修業をしながら神事奉仕のための準備をするのだそうです。

寒いのに待てど暮らせど参道を降りてこられない、どうして?と思った私はバチ当たり・・・。

その間、朝の7時から、いや1週間も前から一連の儀式が執り行われていたと知り、
人に見せるお祭りではなく、この土地に連綿と続いてきた神事なのだと
改めて身が引き締まる想いでした。

だからこその大きなパワースポットなんだという、この美保関の土地柄、
ここで人形展をさせて頂いたというご縁に、心から感謝!

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今は、大山開山1300年祭の「御幸行列」に取り組み、精一杯ですが、
古事記とか青柴垣神事に関する学びもやっていこうと思っています。

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決める! ということ

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中国地方最高峰 大山は古くから山岳信仰、人々の信仰の対象で、
大山寺が開創されてから1300年、今年「大山開山1300年祭」
に因み、神輿行列に今取り組んでいます。

ひょんなことから創ることになり、各方面から資料、
写真等をいただいたり、大舘ご住職にお話を伺ったり・・・。

そして、先日の美保館での講演でも
「今、神輿行列に取り組んでいます。」と、言ってしまった。
そして、「皆さんの前で口に出してしまったことで、
自分の首を絞めるようなものですけど・・・」とも・・・。

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以前は、無限実行をモットーにしていた。
プレッシャーに弱く、押しつぶされそうだった。

なるべく無難にと過ごしていたように思う。

いつから変わってきたのでしょう・・・。
プレッシャーを力に変えることができるようになった。
口に出す度にますますプレッシャーは重くのしかかる
でも、それによって助け船も出現する。


ある方に聴いた言葉が胸に響く。

決めれば 風が吹く
どこから吹くかはわからんが
風は必ず吹いてくる
だけど まよっていたら 吹かんぞ

大変なことだけど、言葉に出して言うということはやるしかない。
逃げ場はないと自分で覚悟をするということ、
決める!ことなんだと思うようになりました。

今まで以上に重複してやるべき事も多くなり、時間に追われている・・・。
大変だから、○○だからと言い訳しない。

完成させます!5月までに
ああ、言い切ってしまった。

美保館「温もり」展始まる

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美保関町 美保館で人形展「温もり」が始まりました。
思っていた以上におもしろい展示となりました。

国登録有形文化財の美保館本館
銘木を複雑に組んだ重厚な数寄屋造りで当時の指物師や大工達の
高度な技術や遊び心を垣間見ることができる建物です。

昭和4年、それまで中庭だった空間をガラス天井のアトリウムロビー
に改築されたそうで、陽が差すとパッと明るくなります。

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屋根の上には「唄声は浜辺に響いて」、一階は家族、二階は子どもたちが
遊んでいる、回廊になっている二階からのぞくと一望できます。

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青石畳通りから入った玄関にも「たき火」「おもちつき」「いろり端」など・・・。

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展示に4日間かかりました。
始めて美保館を見せて頂いた時には、素敵な空間だけど、ここにどれだけ展示
できるんだろうと随分悩みましたが、結局、51テーマも並べてしまいました。

嬉しいことに、加納美術館の神館長が助けてくださり、照明や適切なアドバイス
をして頂いたお陰で、思っていた以上のいい仕上がりとなりました。

神館長に心から感謝です。

美保館だからこそできた展示、是非、多くの方に観ていただきたい。
3月4日(日)、講演の予定です。

“やっとできました”

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早くも2月に入り、大寒波で外は真っ白、大雪警報も出ています。
本来なら、明日は境港ロータリークラブで講演する
筈だったけど中止となり、少しホッとしています。

ブログ、ご無沙汰していました。
ずっと、あの家族のおじいさん、おばあさんに
取り組んでいて、やっとできました。

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1月中には完成させるつもりだったけど・・・
会長さんからは「慈愛を感じる人形を」とのことだったけど、
果たしてどうなんだろう・・・
送るのは、もう少し先になるので、暫く眺め、微調整していきます。

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母親のお腹にはもうすぐ誕生するあかちゃんが。
それぞれの想いで楽しみに待ち望んでいる8人家族です。
私独自の和紙仕上げで、髪の毛も一本ずつこよりにして付けました。

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さて、今年は「大山開山1300年祭」の年、
今度はそれに向けての「神輿行列」に取り掛かります。

そして、国登録文化財「美保館」で『温もり』展があり、
13日から搬入、展示が始まります。

「薔薇ばら展」他

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本年も、あますところ数日となりました。
12年前に創った来年の干支・戌です。
木質粘土を板状に延ばし、切込みを入れて作り、空洞になる私独自の
やり方で1年に1干支考えて12年間かかりました。

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以前、ブログに未と申を載せたのを見てくださった方から
「戌があったら購入できませんか」と問い合わせがあったのですが、

「販売はしてないけどブログに写真を載せます」と言いながら、
すっかり遅くなってしまいご免なさい。
どの干支も親子、夫婦、家族になっています。

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1月10日(水)から16日(火)まで「薔薇ばら展」が米子高島屋美術サロンであります。
ー 書、現代絵画、銅彫金、シュガークラフト、磁器、グラフィックデザイン、
洋画、日本画、写真、ガラス工芸、ボタニカルアート、陶器、人形 ー
バラバラのジャンルの作家が、薔薇をチモーフに2年毎に作品発表して10回目となります。

今、取り掛かっている ホテル「舞浜ユーラシア」の人形の一部ですが
「家族」と題して、薔薇ばら展に出そうと追い込み中です。
ホテルに置いてしまえば、もうご覧いただく機会はないので・・・

10年前大賞受賞して私の大きな人生転機となった、宝鏡寺門跡で皇室ゆかりの人形を
公開展示されるようになって60周年記念に、11月私の人形も展示されたのですが、

1月~2月「第52回 京の冬の旅 宝鏡寺 非公開文化財特別公開」にも続けて展示ということになりました。
「母ちゃん読んで」「きざし」「新しい家族誕生」の3テーマです。

2月17日~4月8日美保関町の国登録文化財「美保館」で人形展『温もり』が
決まっていますので、2月5日頃まで宝鏡寺で展示させていただきます。