fc2ブログ

人形作家 安部朱美 Blog ~ 風のささやき

人形作家 安部朱美のオフィシャルブログです。人形のこと、企画展のこと、そしてささやかな日々の出来事を気まぐれに綴っています。

Message

人形創りはいつの頃からか、自分の内面を探る作業ではないかと思うようになりました。 語り過ぎず、創り過ぎず、余白を作っておきたい。 観て下さる方、それぞれの想いを重ねてもらって人形が完成すると思うから。
           安部朱美

認知症で93歳の母が・・・

Posted by 安部朱美 on   0 comments   0 trackback

認知症で施設に入っている 93才の母を妹が米子市美術館に連れてきてくれました。
介護タクシーを利用して車椅子で来館、久しぶりに三姉妹が揃い、姪も一緒に。

20200218_1.jpg

20200218_2.jpg


母は、言葉はもう一言も出せず、目もうつろだけど、
顔を覗き上げるようにして、
「お母さん!朱美だよ」。
「ほら、私が作った人形だよ、見たことがあるでしょ」と言うと、
一瞬「ウゥー」と言って、私の顔を見て、少し微笑んだように見えた。

人形も少しは見てくれたように、見えたけど長続きしなかった。
疲れたんだろう、目を閉じてしまった。
優しい母で、人の噂話や陰口を言うことは無かった。
一生懸命働きながら、嫁姑の苦労もしてきた人生だった。
私たち三姉妹の服も、夜なべ仕事に作ってくれた。

それなのに今の私は、忙しさにかまけて、なかなか母の所に行ってやれない。
妹が本当によく面倒をみてくれて感謝している。

60年前に母が作ってくれた、壁掛けが私の仕事部屋に掛かっている。
亡くなった父の帽子と一緒に・・・。

20200218_3.jpg

スポンサーサイト



鳥取県文化功労賞受賞記念展(米子市美術館)

Posted by 安部朱美 on   0 comments   0 trackback

2月8日から鳥取県文化功労賞巡回記念展が米子市美術館で始まりました。2月16日まで

20200211_1.jpg

20200211_2.jpg


20200211_3.jpg
( 米子市美術館 )

2月2日鳥取展の最終日に鳥取博物館で1時間半の記念講演が終わった後、
次々と懐かしい方、思いがけない方々が、お声をかけて下さいました。

20200211_4.jpg
( 鳥取県立博物館 )

36年前に久松小学校の養護教諭 田村先生からご依頼を受けて、性教育用の「あかちゃん」
を制作、それがきっかけで、今も和紙を使い続けていますが、久しぶりにお会いできました。

3月28日から小豆島「24の瞳映画村」で人形展をすることになっていますが、
小豆島が故郷ということでお声をかけて頂き、そのきっかけとなった
元鳥取県教育長の田淵さんとも、始めてお会いできました。
ご縁は繋がる・・・です。

2月3日に鳥取展の搬出作業、
そして、4日、5日と成実小学校、尚徳小学校で話をさせて頂きました。
6日、7日は米子市美術館で搬入展示作業、
8日には皆生扶蓉別館「大山悟道場・新年総会」の席で30分程講演、
その後「県文化功労賞受賞をお祝いする会」として花束も頂戴しました。

20200211_5.jpg

20200211_6.jpg

20200211_7.jpg

目まぐるしい日々でしたけど、かかわって下さった方々の温かい
励ましのお言葉、お気持ちに心から感謝です。

第11回薔薇ばら展・鳥取県文化功労賞受賞記念巡回展

Posted by 安部朱美 on   0 comments   0 trackback

1月8日から1月14日まで「第11回薔薇ばら展」が、
米子高島屋 美術サロンで始まりました。

書、ガラス工芸、写真、陶芸、現代絵画、グラフィックデザイン、日本画、
ボタニカルアート、洋画、磁器、シュガークラフト、銅彫金、人形の13人が
ばらをモチーフにした作品を、2001年から2年毎に発表しています。

私は小作品を2点「想」「夢のしずく」を創ったんですが、又、この度もお正月返上で
搬入直前までかかってやっと仕上げ、ブログに取り組む余裕がありませんでした。
書きたいことはいろいろあったけど・・・。

20200112_1
(「薔薇ばらの会」の名誉顧問をして頂いた写真家秋山庄太郎氏をオマージュとして創った作品)

20200112_2.jpg
( 夢のしずく )

20200112_3.jpg
( 想 )


そして、今度は倉吉博物館です。昨年頂いた「鳥取県文化功労賞」の記念巡回展で、
9日、10日と展示準備にかかり、やっと何とかまとまって、ホッとしています。

20200112_4.jpg
( 倉吉博物館 )

20200112_5.jpg

20200112_6.jpg

11日から1月19日まで、中部会場の倉吉博物館、
1月25日から2月2日まで、東部会場の鳥取県立博物館
2月8日から2月16日まで、西部会場の米子市美術館  です。

アブダビに出展「慈しみ」

Posted by 安部朱美 on   0 comments   0 trackback

アラブ首長国連邦の首都アブダビで開催されるアート展に出す作品「慈しみ」を、
米子市美術館で開催中の「安部朱美創作人形展」に急きょ間に合わせて、
31日から最終日の6月2日までの3日間、特別展示するということになり、
ギャラリートークも6月1日、2日することになりました。

20190605_1.jpg

20190605_2.jpg

慈しみ
幼児を見守る
母のまなざし 姉のまなざし
家族の愛は 不変の絆
健やかに育て こどもたち


期間中、たくさんの方が来て下さり、
中には3回目とか4回目ですという方もいらしゃって、うれしい限りです。

20190605_3.jpg

例の「こたつでカルタ」持ち前ネタに付け加えて
「おばあちゃん、あったよ!」と、その5歳の孫が小箱を探してきました。
それは、残ったカルタを捨てずに入れていた小箱です。

じゃあ、1ケだけ、こたつの上に置いとくからねと、この度、持ってきました。
と言うと、皆さんが どれどれとのぞき込んで下さいます。
うなずいたり、まぶたをそっと拭いたりして下さる方がいて、つい、調子にのり過ぎて
最終日のギャラリートークは1時間以上になってしまいましたが、やっと終わりました。

長かったような、短かったような名残り惜しい気もします。
主催して頂いた新日本海新聞社、米子市美術館の皆さま、大変お世話になりました。

北原照久さんに12年ぶりに再会

Posted by 安部朱美 on   0 comments   0 trackback

5月18日 テレビ番組「開運なんでも鑑定団」に出演 世界的なおもちゃ
コレクターとしても知られる北原照久さんのギャラリートークがありました。
実は12年前の2007年にお会いしていたんですが、大変、失礼なことをして
ずっと気にかかっていたことがありました。

当時、「横浜人形の家」を北原さんの「トイズプランニング」が指定管理されていて、
私の人形展をさせて頂くことになっていたんですが、その後、全国巡回展の話が
あり昭和の人形を作ることになって、がむしゃらに作って行きゃなきゃ間に合わ
ないという焦りもあって、その時は、御断りの電話をかけただけで、
後でお詫びを送ろうと思いながら、結局、しなかったことが気になっていました。

12年振りに、この度の北原コレクションとのコラボとなったのも、何かの縁・・・。
北原さんは、あれだけご多忙でいらっしゃる方、私のことなど覚えていらっしゃらない
だろうけど・・・、私としては思い切ってお話してけじめをつけようと思っていました。
いざ、お会いして、

「この度、ご一緒に人形展をさせて頂くことになりました安部と申します。
12年前のことですので覚えていらっしゃらないと思いますが、」 と切り出すと、
直ぐに 「覚えてますよ!」 とニコニコしておっしゃったことで、一気に緊張が解けホットした。

その後、時間もなく「ご笑覧いただけたら嬉しいです」と作品集は渡せた。

ギャラリートークが始まり、約250人位のたくさんの人、人、・・・。
その後で人形展の方をゆっくり見て頂いた。

2019522_1.jpg

2019522_2.jpg

すっかり打ち解けて、いろいろお話しながら・・・。
「作り出して何年?、続けるということは素晴らしい力になるね。」
お帰りになる車をお見送りした後で気が付いた。
一番肝心なことを忘れていた。

ずっと気になっていたお詫びを言っていなかったことに・・・。
今度こそ手紙を書こう・・・。

2019522_3.jpg


それに先立ち、5月11日 私のギャラリートーク、展示室いっぱいに
なる位の多くの方が来て下さった。

2019522_4.jpg

2019522_5.jpg

2019522_6.jpg

『こたつでカルタ』
5才から12才の孫たちにカルタを書いてもらいました。
採用するかどうかわからないけどと言っていたんですが、5才の孫が先日見に来まして、
「○○の書いたカルタが無かったよ」と帰ってから言うので、しまった!と思いながら
「どっかにあってでしょ」と言うと、「よく見たけど絶対なかった」 

「自分が書いたのはよく覚えているんですね」と話すと
“クスッ、フフフ”と笑い声・・・。

受けた!! それからは これが持ちネタになりました。
ごめんね ○○ちゃん。