fc2ブログ

人形作家 安部朱美 Blog ~ 風のささやき

人形作家 安部朱美のオフィシャルブログです。人形のこと、企画展のこと、そしてささやかな日々の出来事を気まぐれに綴っています。

Message

人形創りはいつの頃からか、自分の内面を探る作業ではないかと思うようになりました。 語り過ぎず、創り過ぎず、余白を作っておきたい。 観て下さる方、それぞれの想いを重ねてもらって人形が完成すると思うから。
           安部朱美

ホテル 舞浜ユーラシア に人形展示替え

Posted by 安部朱美 on   0 comments   0 trackback

ホテル 舞浜ユーラシア に人形展示替えに行ってきました。
今まで展示していた「パコダの少年僧」「生きるーまなざしⅠ」「生きるーまなざしⅡ」を、
「ひょっとこ三兄弟」「ばあちゃん三人寄れば」「じいちゃん大好き」に入れ替えました。

20230222_1.jpg

20230222_2.jpg

20230222_3.jpg
( ホテル舞浜ユーラシア 展示入れ替え )

舞浜駅からホテルまでのシャトルバスも結構いっぱいで、客入りはだいぶ元に返ってきたということでした。
こんなにディズニーランド入口まで来ているのに、いつも立寄らずに帰ります。

20230222_4.jpg
( ディズニーランド )

銀座のホテルに泊まり、翌朝は築地で食べ歩きました。

20230222_5.jpg
( 築地 )

もう一つの目的、久しぶりに九段下にある「昭和館」に行ってみることでしたが、
残念! 月曜日、休館日でした。

20230222_6.jpg
( 昭和館 )

後で製作した「靴磨きの少年」「千人針」が、
何処に展示してあるのか見たかったのに・・・と
暫くたたずんでいたら、ちょうど出会った職員の方が
2017年、最初に「青空教室」をご依頼くださった方だった。
今は違う部署に異動されて、
休館だけどやることがあり出勤したと言うことで、6年振りの再会でした。


隣の敷地、東日本大震災で天井崩落事故 閉館となっていた「九段会館」が
レトロモダンな「九段会館テラス」として、建て替えられていたので入ってみました。

五階の屋上庭園からは、武道館や靖国神社の鳥居、お堀などが眺められ
ここに来て良かった!

20230222_7.jpg

20230222_8.jpg

23230222_9.jpg
( 九段会館3枚 )

スポンサーサイト



昭和館巡回特別企画展が始まります

Posted by 安部朱美 on   0 comments   0 trackback

10月17日、人形・淀江傘コラボ展「温もりの日々」の会場、
米子市観光センター前で淀江傘のライトアップがありました。

17時から19時まで、足湯を楽しみながら見ている人もあり、
記念写真を撮ったり、辺りは幻想的な雰囲気に包まれました。

20201023_1.jpg

ライトアップは10月28日と11月14日にも行われる予定です。
この作品展は、安来市加納美術館の神元館長に演出、照明をして頂きました。
「これまで、どこの会場でも見せてもらったけど同じ人形でも又、違う印象で見れて
良かったですよ、ありがとう」と言って下さる方もいて、私こそ有難うございます。
心から感謝です!

20201023_2.jpg

20201023_3.jpg

20201023_4.jpg

20201023_6.jpg


昭和館(厚労省委託)の巡回特別企画展「くらしにみる昭和の時代・鳥取展」
が10月24日から鳥取県立博物館で始まります。11月3日まで。

20201023_5.jpg

20201023_7.jpg

20201023_8.jpg


昭和館は、毎年2県で巡回特別企画展をされていて、
今年は10月2日~10月11日岩手県盛岡市が終わり、38県目に鳥取展です。
昭和館からのご依頼で制作した「千人針」と「靴磨きの少年」も展示され、
終了後は昭和館に常設されます。

感動した ≪靴磨きの少年≫

Posted by 安部朱美 on   0 comments   0 trackback

≪靴磨きの少年≫が、やっと完成しました。

20200703_1.jpg

以前、昭和館に行ったとき、ジョージ・アリヨシのエピソードを局長さんからお聞きして、
創ってみたいと思っていた「靴磨きの少年」を、この度、正式にご依頼いただき取り組んでいました。
両親が日本人で日系アメリカ人として、アメリカ史上初のハワイ州知事となり、
最長の12年間の任期を務めた ジョージ・アリヨシ氏

20200703_2.jpg

アメリカ陸軍に入隊し第二次世界大戦後、占領軍の一員として日本でGHQの通訳をしていた時に出会った少年、
戦災孤児で僅かな生活の糧を得るため、靴磨きをしている7歳の少年の態度に感動、
日本精神の原点を教えられたというエピソードです。

20200703_3.jpg

20200703_4.jpg

「今は廃墟のような状態でも、日本人が皆、このような気概と心情で生きていけば
この国は必ず逞しく立ち直るに違いない。」
と確信したとおり、その後の日本は過去に類のないほど
奇跡的な復興を遂げ、世界屈指の経済大国に成長した。
日本に来るたびにメディアを通して、その少年の消息を探したけど見つけることは出来なかったそうです。

昭和館から届いた多くの資料を見ながらイメージを起こして創ったんですが、
顔の表情、ポーズ、服装、帽子等、今もこれで良かったんだろうか? と迷っています。

昭和館の 巡回特別企画展「戦中・戦後のくらし 鳥取展」
令和2年10月24日4(土)から11月3日(火)まで(ただし10月26日は休館日) 鳥取博物館で開催予定です。

人形「千人針」が完成

Posted by 安部朱美 on   0 comments   0 trackback

昭和館から依頼された「千人針」が、ようやくできました。
昭和館は、戦中戦後の国民生活上の労苦を後世代に伝えることが目的の、
国立(厚労省所管)の施設で平成29年制作の「青空教室」が常設されています。

「千人針」は、出征する夫や息子の無事を願って、妻や母親らが街頭に立ち、
千人針を縫ってもらっている光景です。

20200523_1.jpg

20200523_2.jpg

20200523_3.jpg

20200523_4.jpg

昭和館から資料をたくさんメール送付して頂き、そこからイメージを膨らませて作りました。
日中戦争が始まった昭和12年~13年頃を時代背景に作ったんだけど、
衣装にも随分迷いました。
資料では洋装や着物姿のおしゃれな感じの絵や写真が多く、
戦時中だったら絣などのモンペ姿を思い浮かべるんだけど・・・。

資料を読み込んで分かったこと。
日中戦争が始まったばかりの頃は、多様なファッションを謳歌していた当時の女性にとって、
主に都会ではモンペは古臭くダサかったそうです。
戦時下の女性にふさわしかったのは、国防婦人会に象徴される、
和服に白いエプロン姿が社会の最前線に立ち、
一方で銀座では流行のファッションに身を包んだ女性たちが闊歩していたんだそうです。

防空演習などにも便利な戦時下にふさわしい「服装改善」委員会が設置され(市川房江さんも参加)
モンペの持つ機能性が再評価されたが、戦争景気による豊かさもあり、
女性の国民服としてのモンペはなかなか普及しなかったという。

画家の藤田嗣治もモンペを推奨し戦争が激しくなるにつれ、勤労奉仕、
女子挺身隊などの労働も過酷になっていった。
ファッションから見ても戦争が男女間、上流階層、下流階層の女性のあいだの
平準化を確実に進め、格差の是正につながったという。

なるほど! そういうことだったのかと納得・・・。

でも、着物、帯、帯揚げ,帯紐など、どの色柄、材質をチョイスするかで迷い、やり直し。
髪も始めは粘土で随分、時間をかけたけど木綿糸で又、やり直し・・・。
ほぼ95%完成直近と思いながら、気になり大手術をしてやり直す。

いつもそうだけど、時間の経過でやっとみえてくるものがある・・・。

今のコロナウィルスとは関係なく、制作中はずっと巣ごもり、引きこもり状態で
「鶴の恩返しのおつう」を重ね合わせて感じることがある。
そして、対象になりきって制作しているから、ちょっと街に出た時等には
浦島太郎になったような気になることもあります・・・(笑)

さて、次は「靴磨きの少年」です。

円覚寺、舞浜ユーラシア、昭和館

Posted by 安部朱美 on   0 comments   0 trackback

9月30日、朝一番の飛行機で、安来市加納美術館にお借りし
展示していた「坐禅」をお返しに、鎌倉の円覚寺に行ってきました。
10月3日が「開山忌」ということで、準備や会議があったり、忙しくなさってる
時でしたが、いつも対応して下さる黄梅院の内田一道副住職がお出迎えくださった。
鎌倉時代に円覚寺を開山した、仏光国師無学祖元禅師のご命日で盛大な法要儀式が
毎年行われる日を3日後に控えて、気忙しくなさってる最中でした。

20191005_1.jpg
(10月3日無学祖元禅師のご命日)

20191005_2.jpg
(無学祖元禅師により植えられたビャクシン 樹齢700年以上)

坐禅をケースに展示した後、お茶をいただきながら日本が最初に直面した国難、
二度に渡る元寇(蒙古来襲)の戦死者を敵・味方関係なく弔うために、
仏光国師に学んだ、時の執権 北条時宗公が円覚寺を創建したのだという
話をされ、世界平和に話が及んだ。 .

加納美術館がある布部地区も、毛利と尼子の合戦での戦死者を
敵・味方なく一緒に弔ったという話を先日、聴いたばかり。
やはり、何かのご縁?


そして今回の次の目的、千葉県舞浜にあるスパホテル舞浜ユーラシアに、
三階のフロント近くにある「安部朱美ギャラリー」の展示替えでした。
今年は米子美術館、加納美術館と人形展が続き、それが終わってからに
させてくださいとお願いしていました。
三階フロア担当の方が、
「毎朝、この人形を見て癒されてから仕事をしていました。」と言って下さった。

20191005_3.jpg

前回とはガラリと変えて「女性三代機の音」にしました。
今回も、癒されていただけるだろうか?

20191005_4.jpg

20191005_5.jpg


翌日は、千代田区九段にある「昭和館」に、事務局長の平林さんは
いらっしゃらないと伺っていたのに、玄関でお出迎えいただいた。
折角の休暇返上で出館して下さったのだそうだ。

20191005_6.jpg

学芸部長の渡邉さんが七階から案内してくださった。
昭和館は、戦中戦後の国民生活の労苦を次世代に伝える国立の施設です。

20191005_7.jpg

修学旅行生や小中学校の社会科見学も多いそうです。
平和の尊さがしっかり認識されるよう、時の経過とともに薄れゆく戦争についての
記憶を、風化させることなく伝えていくのが、昭和館のコンセプトなのです。
平林事務局長さんとは同世代ということもあり、つい話し込んでしまいました。
折角のお休みでしたのに、申し訳ございませんでした。

「昭和館 巡回特別企画展」の鳥取展(38県目)が、
来年10月に鳥取県立博物館で決定しています。