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人形作家 安部朱美 Blog ~ 風のささやき

人形作家 安部朱美のオフィシャルブログです。人形のこと、企画展のこと、そしてささやかな日々の出来事を気まぐれに綴っています。

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人形創りはいつの頃からか、自分の内面を探る作業ではないかと思うようになりました。 語り過ぎず、創り過ぎず、余白を作っておきたい。 観て下さる方、それぞれの想いを重ねてもらって人形が完成すると思うから。
           安部朱美

安城市歴史博物館で「昭和の家族」人形展

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安城市歴史博物館で創作人形展「昭和の家族」が2月3日から3月24日まで、始まりました。
新作「平和っていつくるの」は、やっと、安城に行く1週間前に完成

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「平和っていつくるの」

3日間かけて展示しましたが、いい照明も当てていただき良い展示になりました。
充分に展示の構想を練って会場に行くのですが、果たして構想通りに展示できるのだろうかと、
イメージを膨らませ入替えしてみたりと、行く迄は常に頭にちらついていました。
何処の会場の展示でもそうですが・・・
やはり変更は少ししましたが、なかなかいい展示になったとホッとしています。

初日は、ギャラリートークとサイン会を午前、午後の2回、
有難いことに初日から沢山の方にご来場いただきました。
嬉しいことです。

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そして、展示の最後に新作「兄ちゃんが守ってやる」と「平和っていつくるの」を展示していますが、

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ギャラリートークで、フィリピンのモンテンルパ博物館に常設されている
「平和への祈り~アリシアと3人の愛児たち」の写真を掲げて

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『戦後、モンテンルパにある刑務所に収監されていた日本人戦犯 死刑囚と終身刑の105名を、
当時のキリノ大統領が、自身の妻と3人の子を日本兵に殺されたのにも関わらず、
自分の子や国民に憎悪の念を残さない為に、
「赦し難きを赦し、憎しみの連鎖を断つ」と苦渋の決断をし、特赦を出して日本に送還しました。
国民100万人以上が犠牲になっていたので、厳しい反日感情の中です。
勿論、政治的な判断があったのでしょう。
当然、次の大統領にはなれませんでしたが、数十年経って、フィリピンにとってキリノ大統領の判断は正しかったと見直されました。
他方で、今、戦闘地では憎しみと報復の連鎖が続いています。
あまりにも対照的なことでしたので紹介させていただきました。』

最終日には午前、午後の2回、ギャラリートークとサイン会をします。

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「平和って いつ来るの」製作中

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今年の干支「辰」25年前に作った辰です。

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木質粘土を板状に伸ばし 切り込みを入れ、
中が空洞になる独自の作り方で考案した 干支シリーズの一つです。

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今、また 新作「平和って いつ来るの」を製作中です。
先日、安城歴史博物館とズームミーティングする予定で、
その折に見ていただこうと、
追い込まれながら 咳をしながら(風邪が長引いて)作ったのですが、
ズームがうまく繋がらなくて結局、電話で話しました。

勿論、完成ではなく、後でゆっくり見ながら、しまった!
もっとこうすれば良かったと気になる所ばかり・・
自己満足の思い込みで作ってしまったと反省点ばかり・・・
29日に作品をトラックに積み込み、30日から展示作業です。

坂内義雄氏胸像の御祈祷式

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11月26日、「いい風呂の日」でもあり、皆生温泉 中興の祖といわれる 坂内義雄氏の命日
皆生温泉観光(株)OUランド 坂内義雄氏 胸像の前で御祈祷式があり、参列しました。

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( 御祈祷式 )

今の社長 坂内和孝氏のご祖父で
昭和初期、皆生海岸の浸食が進み暴風雨のたびに波浪浸食があり、
源泉や温泉設備が流出し、皆生温泉の湯元としての会社経営が行き詰まった時、
窮地にあった皆生温泉から要請を受け、私財を投じて温泉の灯を守られた方です。

京都に在住で 日本証券、京都新聞など数々の企業の社長、会長などの要職に就かれ 
多方面に顔が広く、温厚で寛容な人格者だったそうです。

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( 坂内義雄氏胸像  )

皆生温泉観光(株)100周年に、ご依頼を受け3年前に製作しました。
湿度がある場所で、青さびの出方を心配していましたが、
まず、この程度ならいいかな・・・。

SPA&HOTEL「舞浜ユーラシア」の人形展示入替え

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常設展示している千葉県浦安にあるディズニーランド近くの
SPA&HOTEL「舞浜ユーラシア」の人形展示入替えに行ってきました。
前回は、2月に展示替えしたのだけど、来年2月から愛知県安城市歴史博物館での
「昭和の家族」人形展に出すために入替えしました。

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( 新規展示 )

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( 前回展示 )

「安部さんの人形を目当てに来られるグループもおられますよ」とホテルの方。 
嬉しい、有難いことです。
置く位置、照明など少しのことで随分変わって見えるので、4作品だけど思わず力が入りました。
舞浜駅とホテルを結ぶバスがあり、所要時間は7分位。
ディズニーランドの入り口付近までは、その都度行くのですが、
中に入ってみようとは思わないのです。
孫たちがいたら別ですが・・・

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新作「兄ちゃんが守ってやる」

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大地震や温暖化による気候変動、異常気象で自然環境が破壊され
かってない甚大な災害が、地球規模で起きています。
そして、ウクライナでの戦争は終りが見えず、イスラエルとパレスチナでも戦争激化、
世界各国で紛争、クーデターが起き難民は増え続けています。

生命、平和の尊さをテーマに表現したいと思い取り組んだ
「兄ちゃんが守ってやる」

終戦直後に原爆が落とされた長崎で、死んだ弟を背負い、歯を食いしばりながら
焼場で順番を待っている、少年の写真が発想のヒントとなりました。

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製作中に加納美術館で開催された「四國五郎展」
広島県出身の画家・詩人で先の大戦で満州に出征、
終戦後ソ連の捕虜となりシベリアに抑留された。
帰国した四國を待っていたのは、変わり果てた広島の姿と弟の原爆死だった。

戦後一貫して平和のために、絵や詩を作り続けた四國さんの絵を鑑賞しているうちに、
製作中の「兄ちゃんが守ってやる」と世界観がリンクして、
何とも言えない気持ちになりました。

先進国、新興国、発展途上国、
誰も置き去りにすることのない世界にならないものか。
この地球は、私たちの運命共同体なのです。