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人形作家 安部朱美 Blog ~ 風のささやき

人形作家 安部朱美のオフィシャルブログです。人形のこと、企画展のこと、そしてささやかな日々の出来事を気まぐれに綴っています。

Message

人形創りはいつの頃からか、自分の内面を探る作業ではないかと思うようになりました。 語り過ぎず、創り過ぎず、余白を作っておきたい。 観て下さる方、それぞれの想いを重ねてもらって人形が完成すると思うから。
          ―― 安部朱美

常設展示の模様替え、そして円覚寺

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2月1日、北鎌倉に行き、常設展示の模様替えをしました。

次の企画展「おひなさまとつるし飾り展」に合わせて「流しびな」や、新作の「おもちつき」も含め、全体を展示替えしました。

「流しびな」は、鳥取の用瀬に今も残る風習で、菜の花や梨の花が咲く旧暦3月3日に、
やわらかな日差しに包まれながら少女たちが桟だわらに載せた紙びなを川に流す様子を、
昭和当時は、こうだったのだろうと想いながら創った人形です。

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奥の企画展示の「おひなさまとつるし飾り展」も、まだ展示始めだったので少ししか見てないのですが、
江戸時代の五月人形も含め、なかなか見応えがある展示となりそうです。

北鎌倉全体がこの期間中、つるし飾りで彩られるそうです。
是非、ご覧いただければ・・・。

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翌2日、円覚寺に参詣しました。
「坐禅」人形を、昨年9月に奉納して以来です。

管長様はお留守だったけど、黄梅院副住職さまと財務部長さまが、ご丁寧にご案内くださった。

大方丈に入ったところに、立派なガラスケースと台を作っていただき、公開展示されていて多くの人が観てくださってるということでした。

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丁度、金澤翔子さんの書展も大方丈であり、それも目的の一つでした。
日差しもあり、小鳥さえずる澄みきった境内には、学生集団や観光客も多く見受けられました。

塔頭の一つ「如意庵」にもご案内いただき、お茶をごちそうになった。

以前は大方丈や如意庵等には、一般人は立入れなかったけど、
今の南嶺管長のご意向で開かれたのだそうだす。

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禅について無知で関心も無かった者が、導かれるように不思議なご縁が繋がって坐禅人形を創ることになり、円覚寺にご縁を頂き、奉納した。
そして、常設展示をさせていただいてる古民家ミュージアムは、その麓に位置しています。

「昭和の家族~きずな」の人形で、私が表現したいと苦労しているのは、人に対する思いやりの心、愛、和みの心・・・。

副住職さまのお話の中で、それを人形に感じて下さり、
禅の心・・・慈愛と結びつけて見ていただいたことに、感謝申し上げます。

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円覚寺ブログ拝見しました

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拝見しました! 
9月18日 円覚寺ブログ「居士林だより」に、「坐禅人形を奉納していただきました」と、
たくさんの写真も載せてありました。

ガラスケースなどの一般公開の準備が整い次第大方丈などで展示する予定と・・・恐縮です。

もう少し、こじんまりと作れば ガラスケースに納まりやすかったのに・・・。

制作中は 奉納しようとは微塵も考えてもいませんでした。
でも、あまりにも不思議なご縁が繋がったから・・・。

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今も、あくせく人形に取り組んでいます。
「家族でおもちつき」10月17日に間に合うように、母校・米子西高の創立110周年記念式典の講演依頼を受け、会場のコンベンションセンターに、人形を展示することになり、
「新しく作る おもちつきに しますね」などと 言ってしまったから・・・。
それも2ケ月も前からのことで・・・。

お礼状やら、ご案内やら、お便りも出さなきゃあいけない方も、たくさん いらっしゃるんだけど、
目途がつくまで、失礼します。

3時前には 幼稚園バスで帰ってくる、孫2人のお迎えに出なくては・・・。

常設展始まりました

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9月19日から、北鎌倉古民家ミュージアムで、常設展示が始まりました。

入口の2階を改造した、こじんまりとした空間だけど・・・
いい雰囲気で、思っていたよりは多く収まりました。
長谷川館長に感謝です。
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それに先立ち、18日、円覚寺に「坐禅」を奉納させて頂きました。
多くの不思議なご縁が繋がって、円覚寺管長様にご縁をいただき、創った「坐禅」・・・。

そもそも 禅について、無知で無関心だった私が・・・。
人生の転機となった 京都 宝鏡寺は、鎌倉時代に遡って円覚寺とご縁があったということも後で分り・・・。

皇族ゆかりの人形を公開展示、50周年記念としての人形公募展がなかったら、今の私はなかったのです。

サムシング・グレートの導きとしか考えれないような縁、円覚寺さんも喜んでくださり、近いうちに公開されるということです。

そして、初日に 管長 南嶺老師が会場にお越しくださり、
「近くにこんな場所があるとは知らなかった。」とおっしゃりながら観て廻られた。

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この度の企画展示「絣展」(9月19日~10月25日)もなかなかの見応えがあります。
そこにも絣に合った人形を展示中です。

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『尾形乾女さん』
ギリギリまで、小物を作ったりと・・・やっと間に合いました。

作品が落ち着いた場所は、一階売店の奥、このミュージアム(旧古陶美術館)が建つ前に、この場所に離れがあり、奈美さん(乾女)はちょうどこの場所で寝起きされていたと、長谷川館長も後で気が付かれた。

これまた、何と不思議なご縁・・・。
奈美さんの父上は陶芸家 尾形乾山六世 で、奈美さんは乾山名跡、最後の一人です。

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感銘を受けました

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あたり一面が一時、周囲の景色を映す美しい水鏡と化していた水田も、
青苗が伸び、蛙の合唱が響き、今日は小雨模様 どうやら梅雨入りです。

移ろいゆく季節、連綿と続いてきた日本の風物詩・・・。
でもこの先、次世代の担い手がいなくなり、徐々に荒れ地が増えて変わっていくのは目に見えている。

北鎌倉、円覚寺管長の横田南嶺老師からお便りが届きました。

「坐禅」の人形ができましたと、恐る恐る送った、私の手紙と写真に対しての返信をいただいたのです。

あんな仕上げで良かったのだろうか、もっと何とかなったかもしれない・・・と、鳥取県立博物館での展示を見ながら迷っていたのです。

正直、ホッとしました。

  禅の精神がよく表れている。
  今秋、直に拝見できるのが楽しみと・・・。


これは、管長様のお優しさから書いて下さったのだと思います。
他に書きようがないから・・・。

それが分かっていても、嬉しい! 心から感謝です。

同封のいろいろな冊子を拝読して、改めて 南嶺管長のお人柄、考え方、信念に深く感銘を受けました。

そして、鎌倉にお寺は108あり、神社も、キリスト教もたくさんある中で、
その諸宗教が一つになって東日本大震災後、毎年3月11日には、一か所に参集し、共にお祈りをされているとのこと、

  大勢で一つのことを祈る 
  共に悲しみ、共に祈る、謙虚に祈る・・・。

                    
世界では宗教間での激しい紛争が、絶え間なく起こっているというのに、

  教義や国境を越えた宗教の原点、真実の祈りは、
  国境を越え、宗派を超えて共鳴し合い、ひとつになる・・・。


なんと素晴らしいことでしょうか!

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できました!「坐禅」

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「坐禅」がやっと完成! ちょっと クスッと笑っていただけるように、8体…。

内面的なもの、精神性も表現できればと、敢えて白っぽい和紙仕上げ(鳥取県産の因州和紙)にしました。

迷い、悩みながら何回もやり直し、今でもこれで良かったのだろうかと夢にも 出てきます。

不思議な ご縁が繋がって創ることになった「坐禅」。 

まず、ご縁の一つ 米子市の梅翁寺で観ていただきました。
昨年7月、子供会の坐禅会に立ち会わせてもらい、「これで 出来そう 意外と簡単に創れるかもしれない」と思ったのは浅はかで、
坐禅のやり方は同じと思い込んでいた私に、梅翁寺(曹洞宗)のご住職が、
「鎌倉に展示するのだったら 臨済宗だと思いますよ。」と言って下さったからこそ、
鎌倉の円覚寺に繋がり、そして 私の転機となった 京都の宝鏡寺門跡は、鎌倉時代に遡って 円覚寺の始祖とのご縁があったということも分かりました。

禅について無知で、全く興味を持ち合わせていなかった私に、きっかけをくれた本「坐れば わかる」の著者、ベルリンで禅道場を開いている、星覚さんのご父母、樋口さんご夫婦にも同席いただいた。

梅翁寺は、樋口さんのご紹介があったからこそ…。
不思議としかいえないほど 沢山のいろいろな 縁が繋がって創ることになった「坐禅」。

その、どれ一つ欠けても ここに至らなかったことを考えると本当に こんな完成の仕方でいいのかと 不安もよぎります。

お世話になった円覚寺の管長様、副住職様に観ていただくのが、ちょっと怖い・・・・・

4月4日からの鳥取県立博物館での作品展にも 始めて展示します。
そして、今も、以前から創りかけていた「紙芝居」を完成させようと、必死です。

どうして プレッシャーをいつも自分自身でかけてしまうのだろうと苦笑しながら制作中です。