人形作家 安部朱美 Blog ~ 風のささやき

人形作家 安部朱美のオフィシャルブログです。人形のこと、企画展のこと、そしてささやかな日々の出来事を気まぐれに綴っています。

Message

人形創りはいつの頃からか、自分の内面を探る作業ではないかと思うようになりました。 語り過ぎず、創り過ぎず、余白を作っておきたい。 観て下さる方、それぞれの想いを重ねてもらって人形が完成すると思うから。
          ―― 安部朱美

展示した甲斐がありました。

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米子高島屋であった「鳥取の手仕事展」に第10回特別出展として「女性三代 機の音」を展示。

絣を織るこの人形は、この度の手仕事展に弓浜絣を出されてる方たちにお話を聴いたり、
実演して頂いたりとお世話になって完成した人形なので、
「必要なことがあったら協力させて頂きます」と言っていた関係で、この度の運びとなった。

その間、1回だけトークショーをすることになって、その経緯を説明。

2年前に 一枚の写真、大きな糸車の味のあるおばあさんを創りたいと思ったことから始まった・・・。
綿から 一反の絣を織り上げるまでに どんなに繊細で 根気のいる 数多い大変な作業なんだと知ったこと。
でも この頃は安価な輸入物が入ってきて 苦戦されている、

手間をかけ 本物の藍で染め織り上げた物との違いを尋ねてみて下さいと・・・。
30分位のトークだったけど頷きながら熱心に聞いてくださった方も多くいらした。

今年で10回目の「手仕事展」だけど、近年 お客さまも少なくなり苦戦されたらしいけど、
今回は来客数も多く、売り上げも増えたとお聞きして、出した甲斐があったとほっとしました。

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素敵なお客さま

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近くに米子高校があり、姉妹校の提携をしているアメリカのカンザス州
セント・トーマス・アクワイナス高校の先生が、
隔年で生徒を引率して米子にやってこられるそうです。

2~3週間の滞在中、生徒はホストの生徒宅に、
引率の先生は職員宅に泊まられるそうで・・・。

近くに人形を作っている者がいるということで、
引率の先生をお連れしたいと以前から伺っていた。

当日、ありのままを見ていただければと思いながらも普段より念入りに掃除をし、
あの花をここに、あそこにはこの花をとか、
お茶は何をお出ししよう?、茶菓子は?・・・といらっしゃるまでソワソワ・・・。

元校長先生と4名が来られた。
アメリカからの先生は、フランクで 笑顔が素敵な女性。

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あっという間に時間は過ぎてお帰りになった。
先生は退職を迎えられ、今回が最後の米子訪問だったそうです。

後日、とても喜んでくださったとお聞きした。
折角、いらしたのにもっといろいろお話すれば良かった。
勿論英語が苦手な私は通訳していただいてだけど・・・。

「家族~命をつないで」を設置

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ようやく「家族~命をつないで」を設置に、千葉県浦安の舞浜にある
SPA&HOTEL“舞浜ユーラシア”に行ってきました。

スパ棟3Fロビーに「安部朱美ギャラリー」コーナーができていて、
作品のパネルや展示ケースの色が赤紫に統一され、なかなかいい感じです。

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スパ棟には常連でリピーターの方も多いということで、3年間は人形を
年に1~2回は入れ替えることになり、バックの色を どの人形にも合い、
ロビーの雰囲気にも溶け込む色彩を、迷いながら小さな見本色から2色を
選びお伝えしていたのだけど・・・。
設計してくださった白木澤さん、担当の奈良さんに感謝!

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設置できてホッとして、その夜は温泉にゆっくりつかって、
初めてのヘッドスパをしてもらった。
現在、取り掛かっている「神幸行列」制作で、コリコリだった首、
肩、目がスッキリしたようで、グッスリと寝れました。

さあ、帰ったら また 根を詰める作業です。

美保神社"青柴垣神事”(松江市)

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今、人形展「温もり」をさせて頂いている美保関の最も重要な
御祭りの一つ"青柴垣神事”を人形で創ってもらえないかとのご依頼があり、
4月7日の当日行ってきました。

美保神社は、えびす様(事代主神)の総本宮で、
"青柴垣神事”とは、父である大国主神から国譲りの相談を受けた事代主神が
争いを避け、譲ることを進言した後、海に身を隠したという様を儀礼化し、
お力を一年に一度新たにする祭なんだそうです。

それにしても、小雨は降るし、寒くて寒くて大変でした。
14時から行列が参道を通り、御船に乗られるということで多くの人と
参道脇で今かいまかと待っていましたが、一向に姿が見えません。

二日ほど前までは23度位あったのに、この日は何と7~8度に激変、
少し日が差しかけたと思うや又雨が降る・・・
結局、通られたのは3時半頃に、そして、沖に出た御船が灘に着き、今度は社殿にお帰りの行列を、
ご依頼があった人形で形にするということらしいのですが、
兎にかく天候が悪く、衣装、仕ぐさ等を目を凝らして見ていたつもりだったけど、
正直言ってあまりよく分かりませんでした。

この役に当たった方たちは、一年間一日も欠かさず厳しい禊をされ、
その他、多くのしきたりを守り日々修業をしながら神事奉仕のための準備をするのだそうです。

寒いのに待てど暮らせど参道を降りてこられない、どうして?と思った私はバチ当たり・・・。

その間、朝の7時から、いや1週間も前から一連の儀式が執り行われていたと知り、
人に見せるお祭りではなく、この土地に連綿と続いてきた神事なのだと
改めて身が引き締まる想いでした。

だからこその大きなパワースポットなんだという、この美保関の土地柄、
ここで人形展をさせて頂いたというご縁に、心から感謝!

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今は、大山開山1300年祭の「御幸行列」に取り組み、精一杯ですが、
古事記とか青柴垣神事に関する学びもやっていこうと思っています。

美保館「温もり」展始まる

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美保関町 美保館で人形展「温もり」が始まりました。
思っていた以上におもしろい展示となりました。

国登録有形文化財の美保館本館
銘木を複雑に組んだ重厚な数寄屋造りで当時の指物師や大工達の
高度な技術や遊び心を垣間見ることができる建物です。

昭和4年、それまで中庭だった空間をガラス天井のアトリウムロビー
に改築されたそうで、陽が差すとパッと明るくなります。

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屋根の上には「唄声は浜辺に響いて」、一階は家族、二階は子どもたちが
遊んでいる、回廊になっている二階からのぞくと一望できます。

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青石畳通りから入った玄関にも「たき火」「おもちつき」「いろり端」など・・・。

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展示に4日間かかりました。
始めて美保館を見せて頂いた時には、素敵な空間だけど、ここにどれだけ展示
できるんだろうと随分悩みましたが、結局、51テーマも並べてしまいました。

嬉しいことに、加納美術館の神館長が助けてくださり、照明や適切なアドバイス
をして頂いたお陰で、思っていた以上のいい仕上がりとなりました。

神館長に心から感謝です。

美保館だからこそできた展示、是非、多くの方に観ていただきたい。
3月4日(日)、講演の予定です。