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人形作家 安部朱美 Blog ~ 風のささやき

人形作家 安部朱美のオフィシャルブログです。人形のこと、企画展のこと、そしてささやかな日々の出来事を気まぐれに綴っています。

Message

人形創りはいつの頃からか、自分の内面を探る作業ではないかと思うようになりました。 語り過ぎず、創り過ぎず、余白を作っておきたい。 観て下さる方、それぞれの想いを重ねてもらって人形が完成すると思うから。
          ―― 安部朱美

認知症で93歳の母が・・・

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認知症で施設に入っている 93才の母を妹が米子市美術館に連れてきてくれました。
介護タクシーを利用して車椅子で来館、久しぶりに三姉妹が揃い、姪も一緒に。

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母は、言葉はもう一言も出せず、目もうつろだけど、
顔を覗き上げるようにして、
「お母さん!朱美だよ」。
「ほら、私が作った人形だよ、見たことがあるでしょ」と言うと、
一瞬「ウゥー」と言って、私の顔を見て、少し微笑んだように見えた。

人形も少しは見てくれたように、見えたけど長続きしなかった。
疲れたんだろう、目を閉じてしまった。
優しい母で、人の噂話や陰口を言うことは無かった。
一生懸命働きながら、嫁姑の苦労もしてきた人生だった。
私たち三姉妹の服も、夜なべ仕事に作ってくれた。

それなのに今の私は、忙しさにかまけて、なかなか母の所に行ってやれない。
妹が本当によく面倒をみてくれて感謝している。

60年前に母が作ってくれた、壁掛けが私の仕事部屋に掛かっている。
亡くなった父の帽子と一緒に・・・。

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小・中学校でお話を・・・

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この頃、中学校や小学校でお話しする機会が増えました。
子どもたちに何を話したらいいのか、分かりやすく・・・始めは戸惑ったけど私の体験を通して、

〇 思い立ったらなんでも挑戦してみること
  失敗しても大丈夫!そこから学ぶことが大事で、
  そうするうちに失敗も人生の財産になってくるからね。

〇 辛いこと、苦しいこと、悲しいこと、いろいろな困難なことが人生には誰でもあるけど、
  それを乗り越えた時、辛抱強く、優しい心が育って生きていく大きな力となっていきます。

「継続は力なり」です。こんな普通のおばさんが ‟人形作家”
として、人生が大きく変わってきた。
でも、それまでの積み重ねがあったからです。

主にそんなことを、5,6年生~中1の子たちに話していますが、
みんな真剣なまなざしで聴いてくれて、質問や感想なども言ってくれる子たちもいて、
こんな少年期に少しでも係わらせてもらうことの意義を感じています。

鳥取県文化功労賞受賞記念展(米子市美術館)

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2月8日から鳥取県文化功労賞巡回記念展が米子市美術館で始まりました。2月16日まで

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( 米子市美術館 )

2月2日鳥取展の最終日に鳥取博物館で1時間半の記念講演が終わった後、
次々と懐かしい方、思いがけない方々が、お声をかけて下さいました。

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( 鳥取県立博物館 )

36年前に久松小学校の養護教諭 田村先生からご依頼を受けて、性教育用の「あかちゃん」
を制作、それがきっかけで、今も和紙を使い続けていますが、久しぶりにお会いできました。

3月28日から小豆島「24の瞳映画村」で人形展をすることになっていますが、
小豆島が故郷ということでお声をかけて頂き、そのきっかけとなった
元鳥取県教育長の田淵さんとも、始めてお会いできました。
ご縁は繋がる・・・です。

2月3日に鳥取展の搬出作業、
そして、4日、5日と成実小学校、尚徳小学校で話をさせて頂きました。
6日、7日は米子市美術館で搬入展示作業、
8日には皆生扶蓉別館「大山悟道場・新年総会」の席で30分程講演、
その後「県文化功労賞受賞をお祝いする会」として花束も頂戴しました。

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目まぐるしい日々でしたけど、かかわって下さった方々の温かい
励ましのお言葉、お気持ちに心から感謝です。

鳥取県文化功労賞受賞記念巡回展(東部会場)

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1月25日から鳥取県立博物館で「文化功労賞受賞記念巡回展(東部会場)」が始まりました。

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21日に、中部会場である倉吉博物館の搬出、片付け、
翌22日から2泊3日で鳥取博物館での展示作業でしたが、何とか まとまりホッとしています。
3会場とも大きさ、形が違うので、テーブル、ボックス等を何ケ使って、どのように並べ、
どの作品をどう展示するかということを、
それぞれ、図面に書き込んで12月に提出したのですが、それも 随分悩んで・・・。
とにかく、展示して見なきゃ分からない・・・。
でも、納得! 作業初日に、日通の方が図面通り会場にテーブル等を並べ、
布を張り、照明までやって下さる。
なるほど、正確?な図面が必要だったわけです。大変だったけど…。
有難いことに倉吉会場では、大変、好評を得て多数の入場者数がありました。
搬出作業中にも、観た人に聞いたからと、来られた方がありました。

鳥取会場は、広いから展示数も一番多く、2月2日まで、
最終日の2日に記念講演を博物館講堂ですることになっています。

もう一人の受賞者、大西瑞香さんは2月11日米子市文化ホールで箏曲の記念リサイタルがあります。

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第11回薔薇ばら展・鳥取県文化功労賞受賞記念巡回展

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1月8日から1月14日まで「第11回薔薇ばら展」が、
米子高島屋 美術サロンで始まりました。

書、ガラス工芸、写真、陶芸、現代絵画、グラフィックデザイン、日本画、
ボタニカルアート、洋画、磁器、シュガークラフト、銅彫金、人形の13人が
ばらをモチーフにした作品を、2001年から2年毎に発表しています。

私は小作品を2点「想」「夢のしずく」を創ったんですが、又、この度もお正月返上で
搬入直前までかかってやっと仕上げ、ブログに取り組む余裕がありませんでした。
書きたいことはいろいろあったけど・・・。

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(「薔薇ばらの会」の名誉顧問をして頂いた写真家秋山庄太郎氏をオマージュとして創った作品)

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( 夢のしずく )

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( 想 )


そして、今度は倉吉博物館です。昨年頂いた「鳥取県文化功労賞」の記念巡回展で、
9日、10日と展示準備にかかり、やっと何とかまとまって、ホッとしています。

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( 倉吉博物館 )

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11日から1月19日まで、中部会場の倉吉博物館、
1月25日から2月2日まで、東部会場の鳥取県立博物館
2月8日から2月16日まで、西部会場の米子市美術館  です。

幼稚園で人形指導

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6才の孫がお世話になっている幼稚園から、年長組2クラスに人形を指導して
もらえないかというお話があり、10月に行ってきました。
とにかく、苦手な子でもみんなが楽しんで形になるように、
できるだけ簡単な作り方を考えてみました。

粘土に触れたこともない子もいたり、人形を作るのはみんな初めてということで、でも、
「みんな、こんなに長い時間、よく集中して夢中になって作っていて、ビックリです。」と先生。

そして、11月30日の作品展です。
工夫して、上手に展示してありました。
こうして並べてみると、髪、帽子等、それぞれの個性が出ていて良かった。

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他の作品展示を見てもいろいろと工夫してあり、改めて、幼稚園の先生方の
ご苦労のほどがよく分かりました。

鳥取県文化功労章を受賞

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光栄なことに、令和元年度 鳥取県文化功労章を頂くことになり、
11月27日知事公邸で表彰して頂きました。

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もうお一方は、筝奏者の大西瑞香さんで同じ米子市在住、
これまで17年間の受賞者のうち二人とも女性で、両者が西部出身というのは初めてと
いうことでした。それも同じ南部町出身です。

2010年に江戸東京博物館で「昭和の家族~絆」人形展をした時に、
大西さんはその近くで教室を持っておられ、江戸博は散歩コースだったそうで、
同郷の私の人形展を観て、驚き、感動されたとお聴きして、私も嬉しかった。
この度の受賞は、これまでご支援いただいた皆さんのお陰と、心から感謝しております。


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受賞記念巡回展があります。

 ・1月11日~19日 倉吉博物館

 ・1月25日~2月2日 鳥取県立博物館

 ・2月 8日~16日 米子市美術館

さて、それぞれの会場でどういう展示にして、何をどれだけ出すのか・・・又、暫らく悩ましいところです。

来春・小豆島で人形展

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11月12日~13日 小豆島に行ってきました。
来春、「24の瞳映画村」で人形展をさせて頂くことになり、その下見が目的でした。

8年前に1度来たことはあったけど、「エッ!すごい」シネマ・アートウォール
といって、日本映画の銀幕を飾ったスターたちの名場面が、
入り口横の壁、全長54mによみがえり圧巻の存在感です。

シネマ・アートウォール
( シネマ・アートウォーク )

中を案内して頂き、台湾、香港、上海等海外のお客様も多いということもあって、
インスタ映えする所も多くありました。

映画村1
( 映画村1 )

映画村2
( 映画村2 )

そして、人形展会場は ギャラリーKUROGO です。

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( KUROGO )

さて、展示台は?、どの人形を、どんな展示にしようか・・・と平面図と
にらめっこしながら、これからが悩ましいところです。

来年 3月28日~5月31日
   「昭和を綴る物語~絆」展


夕食に連れて行っていただいた 島宿「真里」 は奥まった所にありましたが、
月明りで見る外観も雰囲気があり、素敵な食事処

真 里
( 真 里 )

小豆島は400年の歴史がある醤油文化の中で、厳選された4種類の醤油が出されて、
オリーブで育った牛、魚など・・素材を活かしたお料理を美味しくいただきました。
専務理事さま、関係者の皆さま ありがとうございました。

寒霞渓
( 寒霞渓 )

小豆島大観音
( 小豆島台観音 )

シェーンブルン宮殿で国際平和美術展

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第27回国際平和美術展がオーストリアのウィーンであり、
10月30日~11月4日まで、日本・オーストリア外交樹立
150周年記念ということで行ってきました。
会場はハプスブルク家皇帝一家の夏の離宮で世界文化遺産の
シェーンブルン宮殿内、日本庭園が望める一角でした。

1シェーンブルン宮殿
( シェーンブルン宮殿 )

1_2展示会場
( 展示会場 )

11月1日、オープニングセレモニーがあり、オーストリアからは、
19世紀末に活躍した画家グスタフ・クリムトのお孫さんや、
明治時代に伯爵夫人としてオーストリアに始めて渡った日本女性
クーデンホーフ・カレルギー光子のお孫さんが参列された。
カレルギー光子は、パン・ヨーロッパ運動によりEUの礎を築いた
リヒャルドクーデンホーフ・カレルギー伯爵の母である。

2クリムトのお孫さん
( クリムトのお孫さん)

3クーデンホーフ光子のお孫さん
( 光子カレルギーのお孫さん )

クリムトのお孫さんは、私の作品「フフフ・おかしい」をご覧になり、
「見る人を Happyな笑顔にさせてくれる人形だね」と通訳の方を通して言って下さった。
会場設営・展示を手伝ったウィーン大学の学生さんが
「自分の子どもの時に帰るようだ、心の風景は日本人もオーストリア人も一緒だね」
と会話がはずんだと担当の方が教えて下さった。
新作が間に合わなくて12年前に制作した人形だけど、
これにして良かったかもしれない。

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( フフフ・おかしい )


開催記念パーティー会場は、シェーンブルン宮殿敷地内、世界最古の動物園の
中心地に建てられた別棟で、ハプスブルク家の皇帝が動物を眺めながら
朝食を楽しんだとされる、レストラン カイザーパビリオンでした。

5カイザーパビリオン
( カイザーパビリオン )

ホテルは、アールヌーボォ様式の特徴があり、
客室にも、廊下にもクリムトの絵が飾ってありました。

6エレベータホール
( エレベータホール )

ホテルから徒歩圏内で観光ポイントが多くあり、自由行動で、
赤坂離宮のモデルといわれる ベルヴェデール宮殿、
800年以上の歴史を誇る ウィーンのシンボル シュテファン寺院、
国立オペラ座など、周辺を歩き回りました。

7ベルヴエデール宮殿
( ベルヴエデール宮殿 )

8シュテファン寺院
( シュテフアン寺院 )

9オペラ座
( オペラ座 )

「ウィーンに行ったら、是非、本家本元のケーキ、ザッハー・トルテを食べて!」
と聞いてたのでカフェ・ザッハーに行ってみると、ビックリの長い行列、
少しだけ並んだけど、あきらめて別のカフェに。ちょっと残念!


2日は、食料品市場ナッシュマルクトに、
土曜日にある‟蚤の市”が目当てでしたが、ものすごい人、人、・・・
スリも多いと聞いていたので、ショルダーバックを前でしっかり押さえながら歩きました。

10ナッシュマルクト
( ナッシュマルクト )

11ナッシュマルクト(蚤の市)
( ナッシュマルクト(蚤の市) )

葉祥明さん ギャラリートーク

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10月6日、絵本作家 葉祥明さんのギャラリートークに行ってきました。
今、安来市加納美術館で「葉祥明 原画展~平和への祈り」が開催されています。

葉さんは、1973年デビュー以来、約230冊の絵本を出版され、
その大きな柱の一つに「平和」への思いがあります。
北鎌倉に「葉祥明美術館」があり、私の人形常設展をして頂いた北鎌倉古民家ミュージアムは
その近くにあったので、訪れたことがありました。

葉祥明美術館の館長 堀内さんも、ご一緒に加納美術館に来られ、声をかけていただき、
覚えていて下さったことに感激!
ギャラリートークには沢山の人・・・さすがです。サイン会にも長い列ができました。

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美術館の計らいで、レストラン「やまさや」でおいしい昼食をご一緒にさせていただき、
また、その後には素敵なお茶室でお抹茶をいただきました。
それも、人間国宝の清水卯一、金城次郎、金重陶陽の立派なお茶碗で・・・ 感激!

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