人形作家 安部朱美 Blog ~ 風のささやき

人形作家 安部朱美のオフィシャルブログです。人形のこと、企画展のこと、そしてささやかな日々の出来事を気まぐれに綴っています。

Message

人形創りはいつの頃からか、自分の内面を探る作業ではないかと思うようになりました。 語り過ぎず、創り過ぎず、余白を作っておきたい。 観て下さる方、それぞれの想いを重ねてもらって人形が完成すると思うから。
◆2015年9月から北鎌倉古民家ミュージアムで常設展示
「昭和の家族~きずな」
          ―― 安部朱美

青空教室が完成

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ようやく「青空教室」が完成しました。
昭和館からのご依頼で創り始めたのですが、

空襲で校舎も焼けてしまい集団疎開していた学童が、着のみ着のまま疎開地から帰り、
終戦から3ヶ月後、外で授業を受けている場面です。

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<有識者会議での仮設置>

雨が降るとお休み、風の強い日は物かげをさがして勉強したそうです。
教科書の戦争にかかわる文は、全て墨で塗りつぶしてあります。

疎開地での苦労、山へ枯れ木を拾いに行ったり、
慣れない畠仕事の手伝いなど食べる物も少なく、
父母恋しさにふとんの中で泣く子も多かったそうです。

昭和20年11月に写された朝日新聞提供の「青空教室」
(品川区の立会国民学校)に写ってる方のお一人が現存でいらして、
多くの写真や資料を昭和館に提供されたということで、
それを見ながら当時に思いを馳せ、イメージを膨らませながら創作したのですが・・・

机や椅子、黒板等の小道具は「昭和の家族」でもお世話になった
文京区の伊藤さんに作っていただき感謝です。

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<有識者会議での仮設置>

終盤は、また、ほぼ徹夜状態になってしまったけど、
28日にあった厚労省の有識者会議では大変好評だったと聞いてホッとしました。

背景等を整えられ、7月中頃から公開される予定です。

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星覚さん ご一家が来訪

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今年も また 当り一面、水鏡となる季節がやってきました。
田に水が張られ、植えられた早苗が伸びてくるまでのほんの一時、
周りの景色、山姿を映しこみ 朝日 夕日が映えて美しい・・・。

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ベルリンで禅道場開催の星覚さんご一家5人(男児3人)が帰郷され、来てくださいました。

この度は、松尾芭蕉の映画にご出演ということで、
芭蕉と一緒に旅する弟子のソラ役でオファーがきたのだそうです。

早今「マインドフルネス」を目にしたり、耳にしたりする機会が増えてきたように思います。
この混沌として、生き辛い社会で ストレス軽減や能率向上に効果があるといいます。

今、ここに注意を向け あるがままの現状を受け入れる・・・瞑想まさに坐禅がそうです。
・・・坐禅ブーム。

欧米でも人気があるそうで、送られてきたニューヨーク・タイムズ発刊のファッション誌(?)
日本語版にも3ページに渡って星覚さんのことが載っていた。

星覚さん著「禅の作法」も イタリア、スペイン、フランス等で翻訳されて出ているそうです。
今春、東京の私立中学の入試にも 星覚さんの文章が使われた・・・。

その星覚さんとのご縁は4年前、故郷 南部町での人形展でお父上にお逢いしたことから・・・。

禅について無知で無関心だった私が、坐禅人形8体を創り、
それも 臨済宗大本山 円覚寺 に奉納することになったのは、
星覚さん著「座れば わかる」を頂いたことに端を発して、
絶妙なタイミングで多くの歯車がかみ合っていった。まるで何かに導かれるように・・・。

そして、私の人生転機となった宝鏡寺にも繋がった・・なんという不思議なご縁!

昨年12月ベルリンに行くことになり、創った「文殊菩薩」像を星覚さんにお渡しできました。

文殊菩薩像は、カッチで仕上をしてみました。

カッチは南洋のマングローブの樹皮を煮出したもので、
繊維に染み込んで強度や防水効果があるということで、昔は漁網に使用されていたらしい。
強度のある化学繊維ができるまでは・・・。

星覚さんのお父上からカッチのことを聞き 頂戴していたのです。・・・これもご縁を感じる。

文殊菩薩はアルミ媒染で薄めに、木の台座は鉄媒染にして少し濃めにしてみました。

40年間は少しずつ色が濃くなっていくそうで、どんな色になっていくんでしょう・・・。

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感動・感激!昌さんのステージ

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4月23日 豊洲シビックセンターでの 松田 昌 氏「40周年Annivevsaryコンサート」

倉沢大樹さんのピアノ、岡部洋一さんのパーカッションのサポートで感激!!ワンダフル! 

「ブラボー!」の声もかかり、まさに会場が一体となった瞬間・・・ 良かった

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松田昌さんご夫婦と・・・

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倉沢大樹さんと・・・

昌さんは15歳でベートーベンに憧れ、
26歳 オリジナル曲で エレクトンコンクール・グランプリ受賞。

国内外での音楽制作・ミュージカルの作曲などで活躍された。
「感動したり、何かに心が動いた時、自然と曲が降りてくる」と昌さん。

特に、ここ10年は本格的に鍵盤ハーモニカ(ピアニカ)奏者として、
「両手奏法」「循環呼吸」舌や口を使って表現する「モグモグ奏法」など
新奏法を世に送り出し、各地でピアニカ教室も展開。名古屋音楽大教授。

受付横に昌さん人形が置かれ、第1部の終わりに「人形作家の安部朱美さん!」と紹介してくださった。

休憩時間に、次々とスマホやカメラを人形に向ける人・・・。
いろいろな方から声をかけられた。
「人形展に行ったことがあります。」と山形県から来られた方、米沢か酒田で観てくださったらしい。

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ステージ上の 昌さんを観ながら、
「ポーズをこうすれば良かった」「ああすればよかった」と反省することしきり・・・。

名古屋で奥さまのマキ子さんとの出会いがきっかけで、
創らせていただくことになったのだけれど、

本当にいいご縁をいただいたと 心から感謝です。

「昭和館」 行ってきました。

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“4月中に「昭和館」に来てください。” ということで行ってきました。
九段下駅を出て直ぐ、モダンな楕円形七階建で国立(厚労省所管)の施設です。

戦中戦後(昭和10年頃から昭和30年頃まで)の資料の収集、保存展示が行われ、
学校及び諸団体の行事等で利用できる「貸出キット」もあるそうです。

全館を丁寧に説明、ご案内いただき 恐縮、感動しました。

戦中戦後の国民生活の労苦を次世代に伝えるのが目的で、小、中学校から
社会科学習や修学旅行でも利用が広がっているとのこと・・・。

地球規模での不寛容、不穏な動きが目立ってきた今だからこそ、
これからを担っていく子供たちに大事な学習だと思います。

観られた人に如何に伝えるか、創意工夫をされているということで・・・。

その一つに、表情ある人形でと・・・。
さて、ご期待に添えるように頑張るしかありません。

後で、事務局長さんの話の中で、戦後間もなく靴磨きをしてくれた少年(7歳)の
真摯で丁寧な仕事振りに感激した進駐軍の将校が、後でサンドイッチを渡そうとすると、

少年は「お代はもらいましたからいりません。」
「きれいに磨いてもらったから嬉しかった」と手渡すと少年は、
「家に帰って妹と食べます。」

このことで、その将校の日本人に対する 見方、意識が変わったという話を聞き、
その靴磨きの少年を創ってみたいと思いました。

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昌さんのコンサート行きが実現

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4月23日、豊洲文化センターで開かれる、
念願だった松田 昌さんの「40周年記念コンサート」に行けることになりました!

苦労して お創りした人形だったけど、
いざ、ご覧になってどう思われるだろうかとドキドキしながら送りました。
とても喜んでいただき・・・ホッ!

昭和館の方から「4月中においでいただきたい。」ということで・・・。
それなら 23日のコンサートにも・・・と。
松田さんに連絡したら、チケットは直ぐに売り切れ、満席になったらしいけど、
報道関係に用意されていた席があり、ご招待くださった。

昌さんには、初めてお会いします。・・・何という幸せ。
今週 土曜日に行ってきます。

青空教室

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今、昭和館からの依頼で青空教室に取り掛かっています。

昨年、創ってもらえないかというお話はあったのですが、
先日、昭和館の方が打ち合わせにいらっしゃいました。

昭和館は千代田区九段にあり、七階建で国民が経験した戦中、戦後の生活に係る
歴史的資料、情報を収集、保存、展示し、労苦を次世代に伝える国立の施設です。

展示のリニューアルオープンは6月13日で、それまでに全部は完成しないだろうけ
ど、最小限の構成でも間に合わせるよう、また、全力投球です。

表情豊かな人形で・・・と、私に白羽の矢を立てて頂いたのは、
2010年に江戸東京博物館での「昭和の家族~伝える心・絆」展を
観ていただいたことが、きっかけだったそうで・・・。


PHPから、先ほど嬉しい電話がありました。
連載を半年伸ばしてと・・・、12月号まで載せていただくことになりました。
反響が大きく 写真ものには珍しく上位ランキングに入っているそうです。

また、頑張る力を頂きました。

やっとできました!

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循環呼吸、両手弾きを駆使する驚異のケンハモ奏者 ― 松田 昌 氏。
今年になってからずっと手掛けていました。
送って頂いた数枚の写真を前に並べ顔の特徴、表情筋、
微妙な起伏を読み取る、昌さんのCD「春待人」をBGMに聴きながら・・・。

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似てきた!・・・ああ・ダメだ。
よし!これでそっくり・・・ダメだあ。
光線の向きによって、全く違って見える。

彫刻刀で削り、粘土を付け直す、それも強度のある馴染みにくい粘土です。
1mm以下の世界、息も詰まりそう。

何回、やり直したことでしょう。
今迄も写真を手掛かりに似せて創るということは、何回もしてきたのだけど・・・。

この度は苦戦しました。

五進三退、八進五退・・・ガッカリ。
後、少しで完成・・・から又削り直す。

一喜一憂の連続で、周りは白い削りカスだらけ。
2月中には完成予定だったのに、もう3月も終る。

でも諦めない、絶対できる。
この根拠の無い自信は一体どこから湧いてくるのか・・・。

製作中はどうしても近視眼的になる。
でも同時に全体を俯瞰して見ている自分も必要。
髪の毛は和紙をこよりにして、前髪の動きを出す。
シャツ、ベストの質感。

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こんなに手こずったのは初めてかもしれない。
改めて技量をもっと磨かなくてはと痛感。

さて、マサさんのオーラが少しでも出せたのだろうか?
4月23日、豊洲文化センターである 。
40周年アニバサリーコンサートに行けたらいいな。

実際、ご本人にお逢いして確かめてみたい。

思えば叶う!

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また一つの夢が実現しそうです。
リスペクトする村上和雄氏に、いよいよお会いできそう・・・。 
  ”思えば叶う” です。

村上和雄氏の講演会が決まり、6月に米子にいらっしゃるとのこと
私のブログを見られた実行委員会メンバーのお一人からお便りをいただいた。

村上和雄氏は分子生物学者で、世界に先駆けた「ヒト、レニン」の解読やイネ遺伝子の解読、
「笑い」が良い遺伝子のスイッチをオンにすることを科学的に証明された。

心や意識の持ち方で 眠っている遺伝子(98%)がスイッチオンになり、
これまでになかった能力を発揮できたり、
また、病気にもなり得るのだそうです。

著書「サムシング・グレートの導き」との出会いがあった10年前が
人生の大きなターニングポイントとなりました。

この頃、いつかお会いできそうな予感がしていましたので、
お便りを頂いた時には思わず「ワァー!」と声が出てしまいました。
楽しみです・・・。

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今、創っているのは ピアニカ奏者 松田 昌 氏です。
   (循環呼吸、両手奏法を駆使する驚異のケンハモ奏者)

4月23日、東京豊洲文化センターである40周年アニバサリーコンサートに
展示されるということで、それに間に合うように・・・。

喜こびの連鎖で

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今年も作りましたよ 恵方巻15本。
食材を仕入れにショッピングセンター入ると並んでいます。
たくさんの恵方巻が、年々並べるスペースが広くなっている気がします。
数人分だったら買ったかもしれない・・・。

中に入れる具材は7種類、赤ガレイの煮つけに具だくさんいわしの
つみれ汁、サラダ、段取りが悪く時間がかかってしまった。

親たちは仕事で遅くなるので、全員揃ってという訳にいかないけど、
皆が喜んでくれることがうれしくて・・・。

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今も創りかけている作品がある。
頭の中は人形のことでいっぱい、決して余裕がある訳ではないのだけど・・・。

月~金曜日の夕食も「今日の献立は何にしよう。」
時間があれば人形に集中していたいのに、夕方になるとスイッチを切り替える。
素材の味を生かせるよう組み合わせや栄養を考え、料理を作ることに集中・・・。

喜んでくれる人がいるから、笑顔を見たいから そこに作る意義がある・・・。

人形を創り続けていることも同じです。

  ・優しい暖かい気持ちになり、涙した
  ・今、生きている幸せを感じた
  ・生きていく元気をもらった

・・・etc、そんな感想を頂くから、次へのモチベーション、原動力に繋がるんです。


先日、古民家ミュージアムから持ち帰った二冊のメッセージノートを嬉しく拝見しました。

  ○ この時代を知らないのに懐かしさを感じるのは不思議です
   DNAが覚えているのかな。(中1女子)

  ○ 僕はこんな経験をしてないけど作品を見て感じた
   「人の温かさ」を忘れずに生きていきたい。(大学生)

  ○ 福島原発10K圏内に実家があり震災後は立入禁止、
   失われたふる里がここにある。そんな気持ちになれました。

  ○ 夫の介護の合間に訪れました。癒されて心豊かに帰り、
   夫に優しく接してあげようと思いました。(77才)

 中国語、韓国語、英語のメッセージも増えてきました。



梅がほころぶ鎌倉へ

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常設展示の模様替えに行ってきました。
1月16日~20日 この期間は全館休館となり、
次の企画展示は「おひなさまとつるし飾り展」で、
北鎌倉古民家ミュージアムが所蔵されている時代物のおひなさまの数々、小道具類などを展示されている最中でした。

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「昭和の家族」は、今までとはガラッと変えようと工夫をしました。

1室は、「流しびな」を中心として・・・。

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2室は、新登場の「女性三代~機の音」を中心に、家族・・・。

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3室は、子どもたちのざわめき

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1月21日(土)からオープン
百本を超える つるし飾りも見ものです。

久しぶりに円覚寺にもご挨拶に・・・。

管長 南嶺老師はお出かけでお会いできなかったけど、
黄梅院副住職の内田一道さん
宗務本所財務部長の丸山石栽さんが待っていてくださいました。

改めて、「坐禅」人形が紡いでくれたご縁の繋がり・・・不思議としかいえない。

「坐禅」人形は、大方丈入口でご覧いただけます。
鎌倉は、梅の花がほころびて、そろそろ見頃です。


前回に続き ベルリンにて・・・。
1月1日 ベルリンでの初日の出 

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クリスマスマーケットで起きた、トラックテロでの犠牲者を追悼
ローソクや花がたくさん手向けられて・・・。                     

黙とう

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