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人形作家 安部朱美 Blog ~ 風のささやき

人形作家 安部朱美のオフィシャルブログです。人形のこと、企画展のこと、そしてささやかな日々の出来事を気まぐれに綴っています。

Message

人形創りはいつの頃からか、自分の内面を探る作業ではないかと思うようになりました。 語り過ぎず、創り過ぎず、余白を作っておきたい。 観て下さる方、それぞれの想いを重ねてもらって人形が完成すると思うから。
           安部朱美

平林鴻三氏の訃報に接して

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元鳥取県知事、元衆議院議員の平林鴻三氏の訃報を新聞記事で知りました。
約40年前 その頃、鳥取市に住んでいて
粘土人形を自己流で模索しながら取り組んでいました。
そして、5年目の1987年、初めての個展をした時に、
平林氏の奥さまがご覧くださり、
寝室に飾りたいからと、レリーフをお求めいただいた。

今、思えばかけ出しの未熟な作品を…
新人作家育成のお気持ちだったのかもしれない。 
数回、ご自宅でお茶もご馳走になったこともある。

1988年 米子に居住することになりご挨拶に伺うと、
実家の妹にまでお土産を頂戴した。

2020年に、鳥取県立博物館で昭和館(東京)の巡回特別企画展
「くらしにみる昭和の時代 鳥取展」が開催された時、
依頼を受け製作した「靴磨きの少年」と「千人針」も展示された。
観ていただこうと思いつき、突然の訪問にもかかわらずご自宅に伺うと、
ご夫婦でにこやかに迎えてくださいました。
約30年振りだったけど、その間の私の動向も把握していただいてたようです。

1974年に全国最年少知事(当時43歳)として初当選され、3期9年
1983年から衆議院議員を5期務められ 郵政大臣にも就任
県政、国政の発展に大きく寄与されました。
心からご冥福をお祈り申し上げます。

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昭和の家族」展 終わる

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安城市歴史博物館での「昭和の家族」展が終了して搬出作業が終り、
又、我家の二部屋を人形の箱で占領されました。

連日、たくさんの方がご入場くださって最終日の24日のギャラリートークは、
急遽 午前、午後とも別室ですることになりました。
写真を用意してくださってプロジェクターで映しながらのトークでした。

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その後のサイン会では、小型版の作品集「人形物語」を出される方が多いと思ったら、
2週間前に追加発送した作品集「なごみ」が売り切れてしまったそうです。

前日、23日に安城に着く予定で、サプライズトークをするつもりでしたが、
たくさんの人で混雑するから止めましょうということになった。

2回、3回と友人を誘って来てくださる方も多いとお聞きし、本当に有難いことです。
今の人形作家としての私の原点というべき 
京都の宝鏡寺門跡 田中恵厚尼様も光栄なことにお越し頂いたとおハガキを頂戴しました。

さて、今度は7月20日からの 茨城県立歴史館です。
それに向けて茨城に伝わる風俗「えりかけもち」を製作中です。

安城市歴史博物館 人形展「昭和の家族」が好評

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安城市歴史博物館で開催中の「昭和の家族」人形展が、とても好評だとご連絡いただき、嬉しいことです。
物販売り場に置いてある作品集もあと僅かということで、追加発送しました。
最終日は3月24日で、ギャラリートークしますが、
その前日、23日午後にもサプライズトークができればと思っています。

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次は、茨城県立歴史館(水戸市)で7月20日(土)から9月16日(月祝)まで人形展開催(予定)ですが、
茨城県に伝わる風俗に因んだ作品を制作することになりました。
歴史館の学芸員さんとやり取りをして、2~3テーマに絞りその中から「襟掛けもち」にしようと、
その頃の写真、背景、歴史などに触れて、チモーフのイメージを高めようと思い、
いつものことだけど図書館に行き受付でお願いすると、探して下さったり、県立図書館などからも取り寄せて頂き、
この度も、15冊ほどになった。
1冊ごとに「これかな」というページに紙がはさんであり、その心遣いが有難い。
歴史も地理も苦手だった者が、沢山のご縁を頂き 何かに関心を持つことで、
関連することをもっと知りたい、学びたいと思う・・・この歳になって

「家族・祈り」を創った時も、沖縄に関する本を15冊も用意してくださったお陰で、
首里城に、鎌倉に因んだ 臨済宗 円覚寺があり、琉球王統の菩提寺だったと分かり 感動!
沖縄の苦難の歴史にも改めて思いを馳せました。

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借りた本を返却する時にも「お役にたちましたか?」と心配そうに言ってくださる、
そういう お気持ちに、又 感謝、感動して、製作の励みになるのです。

安城市歴史博物館で「昭和の家族」人形展

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安城市歴史博物館で創作人形展「昭和の家族」が2月3日から3月24日まで、始まりました。
新作「平和っていつくるの」は、やっと、安城に行く1週間前に完成

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「平和っていつくるの」

3日間かけて展示しましたが、いい照明も当てていただき良い展示になりました。
充分に展示の構想を練って会場に行くのですが、果たして構想通りに展示できるのだろうかと、
イメージを膨らませ入替えしてみたりと、行く迄は常に頭にちらついていました。
何処の会場の展示でもそうですが・・・
やはり変更は少ししましたが、なかなかいい展示になったとホッとしています。

初日は、ギャラリートークとサイン会を午前、午後の2回、
有難いことに初日から沢山の方にご来場いただきました。
嬉しいことです。

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そして、展示の最後に新作「兄ちゃんが守ってやる」と「平和っていつくるの」を展示していますが、

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ギャラリートークで、フィリピンのモンテンルパ博物館に常設されている
「平和への祈り~アリシアと3人の愛児たち」の写真を掲げて

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『戦後、モンテンルパにある刑務所に収監されていた日本人戦犯 死刑囚と終身刑の105名を、
当時のキリノ大統領が、自身の妻と3人の子を日本兵に殺されたのにも関わらず、
自分の子や国民に憎悪の念を残さない為に、
「赦し難きを赦し、憎しみの連鎖を断つ」と苦渋の決断をし、特赦を出して日本に送還しました。
国民100万人以上が犠牲になっていたので、厳しい反日感情の中です。
勿論、政治的な判断があったのでしょう。
当然、次の大統領にはなれませんでしたが、数十年経って、フィリピンにとってキリノ大統領の判断は正しかったと見直されました。
他方で、今、戦闘地では憎しみと報復の連鎖が続いています。
あまりにも対照的なことでしたので紹介させていただきました。』

最終日には午前、午後の2回、ギャラリートークとサイン会をします。

「平和って いつ来るの」製作中

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今年の干支「辰」25年前に作った辰です。

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木質粘土を板状に伸ばし 切り込みを入れ、
中が空洞になる独自の作り方で考案した 干支シリーズの一つです。

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今、また 新作「平和って いつ来るの」を製作中です。
先日、安城歴史博物館とズームミーティングする予定で、
その折に見ていただこうと、
追い込まれながら 咳をしながら(風邪が長引いて)作ったのですが、
ズームがうまく繋がらなくて結局、電話で話しました。

勿論、完成ではなく、後でゆっくり見ながら、しまった!
もっとこうすれば良かったと気になる所ばかり・・
自己満足の思い込みで作ってしまったと反省点ばかり・・・
29日に作品をトラックに積み込み、30日から展示作業です。

坂内義雄氏胸像の御祈祷式

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11月26日、「いい風呂の日」でもあり、皆生温泉 中興の祖といわれる 坂内義雄氏の命日
皆生温泉観光(株)OUランド 坂内義雄氏 胸像の前で御祈祷式があり、参列しました。

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( 御祈祷式 )

今の社長 坂内和孝氏のご祖父で
昭和初期、皆生海岸の浸食が進み暴風雨のたびに波浪浸食があり、
源泉や温泉設備が流出し、皆生温泉の湯元としての会社経営が行き詰まった時、
窮地にあった皆生温泉から要請を受け、私財を投じて温泉の灯を守られた方です。

京都に在住で 日本証券、京都新聞など数々の企業の社長、会長などの要職に就かれ 
多方面に顔が広く、温厚で寛容な人格者だったそうです。

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( 坂内義雄氏胸像  )

皆生温泉観光(株)100周年に、ご依頼を受け3年前に製作しました。
湿度がある場所で、青さびの出方を心配していましたが、
まず、この程度ならいいかな・・・。

SPA&HOTEL「舞浜ユーラシア」の人形展示入替え

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常設展示している千葉県浦安にあるディズニーランド近くの
SPA&HOTEL「舞浜ユーラシア」の人形展示入替えに行ってきました。
前回は、2月に展示替えしたのだけど、来年2月から愛知県安城市歴史博物館での
「昭和の家族」人形展に出すために入替えしました。

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( 新規展示 )

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( 前回展示 )

「安部さんの人形を目当てに来られるグループもおられますよ」とホテルの方。 
嬉しい、有難いことです。
置く位置、照明など少しのことで随分変わって見えるので、4作品だけど思わず力が入りました。
舞浜駅とホテルを結ぶバスがあり、所要時間は7分位。
ディズニーランドの入り口付近までは、その都度行くのですが、
中に入ってみようとは思わないのです。
孫たちがいたら別ですが・・・

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新作「兄ちゃんが守ってやる」

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大地震や温暖化による気候変動、異常気象で自然環境が破壊され
かってない甚大な災害が、地球規模で起きています。
そして、ウクライナでの戦争は終りが見えず、イスラエルとパレスチナでも戦争激化、
世界各国で紛争、クーデターが起き難民は増え続けています。

生命、平和の尊さをテーマに表現したいと思い取り組んだ
「兄ちゃんが守ってやる」

終戦直後に原爆が落とされた長崎で、死んだ弟を背負い、歯を食いしばりながら
焼場で順番を待っている、少年の写真が発想のヒントとなりました。

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製作中に加納美術館で開催された「四國五郎展」
広島県出身の画家・詩人で先の大戦で満州に出征、
終戦後ソ連の捕虜となりシベリアに抑留された。
帰国した四國を待っていたのは、変わり果てた広島の姿と弟の原爆死だった。

戦後一貫して平和のために、絵や詩を作り続けた四國さんの絵を鑑賞しているうちに、
製作中の「兄ちゃんが守ってやる」と世界観がリンクして、
何とも言えない気持ちになりました。

先進国、新興国、発展途上国、
誰も置き去りにすることのない世界にならないものか。
この地球は、私たちの運命共同体なのです。

彼岸花に想う

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今年、9月29日 自宅から撮った大山と 満月と重なった仲秋の名月。

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次回、満月と重なるのは 7年後の2030年らしいです。
今年の彼岸花は、酷い猛暑のせいで開花が遅れ、
あちこちの草むらに赤い群生を見るようになったのは 彼岸の中日を過ぎた頃
そして10月に入ると、少しずつ色褪せていつの間にか消えていきました。
なんと 儚い花期なのでしょう。

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埼玉県日高市で人形展をした時に見た 巾着田の雑木林に群生する彼岸花は 美しく忘れられません。
この時期になると思い出す!

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10月29日(日) 
境港市文化ホール(シンフォニーガーデン)で「和の玉手箱」に人形を賛助出展します。
新作、「慈 愛」「兄ちゃんが守ってやる」も出す予定です。

宮崎日向市からお客さん

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先日、宮崎県日向市から来られたお二人、
2012年以来、4回目のご来訪です。
NPO法人「絆の黄色いハンカチ」~山田洋次映画監督のご賛同を得て、
東日本大震災の復興支援で東北各地でボランティア活動され、
現在も交流を続けられている 則貞さんと三堀さん。

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最初の出会いは、山形県米沢市の上杉博物館で 人形展「昭和の家族~絆」の
サイン会場で「サインをしてください」と出された
「絆」と書かれた黄色いTシャツに何気なくサインをしたことからだった。

その後、京都清水寺の森清範貫主が揮毫された「絆」、名球会の王貞治氏、
タレントの萩本欣一氏の応援メッセージと一緒に私の人形の写真が
復興支援活動に一役かったということがありました。

2015年には、日向市で「森清範貫主 文化講演会」があり、
私共夫婦も一緒に招待いただいた。
日本最古の巡礼所、西国三十三所草創1300年を記念して、
信州善光寺や比叡山延暦寺も含めご縁のできたお寺に
6年位前から「西国三十三所御詠歌版画」等を奉納してまわられたそうです。

この後、奈良 春日大社に参詣、奉納される予定で その途中我家に立ち寄られた
数あるご縁が繋がってきた そのひとつです。